詳細(xì)な攻略法を考え、入念な準(zhǔn)備をしてきたこれまでの「熱狂式旅行」ではなく、今時(shí)の若者は「寢そべり式旅行」を選ぶようになっている。彼らは大勢(shì)の人でごった返すネットで人気の景勝地にわざわざ行かないし、前の人の頭ばかり寫っている観光地の寫真を撮ろうとしないし、「絶対食べるべきグルメランキング」にのせられて長(zhǎng)い行列に並ぶこともない。気軽に、寄り添い、楽しむのが「寢そべり式旅行」のキーワードとなっている。
廈門(アモイ)大學(xué)に通う陳旺さんは週末の休みに友達(dá)と近場(chǎng)旅行に行くのが趣味だ。彼らの旅行には計(jì)畫というものがなく、思い立ったらすぐに出発するという點(diǎn)が他の人と異なる?!缸罱¥欷皮い毪胜人激盲郡?、友達(dá)と相談して週末の課題を早めに終わらせ、週末の時(shí)間を利用して出かけてリラックスする。ドライブもいいし乗り物を利用してもいい。前もって計(jì)畫を立てることはめったにない」と陳さん。
若者は出かけたり旅行に行ったりする時(shí)に、ネットで人気のスポットをあえて避けて、ニッチな景勝地を選ぶことが多い。思いつきで観覧車に乗る、小さな橫町をぐるぐる歩く、出かけた先で特色ある軽食を見(jiàn)つければすぐに試してみる、といった楽しみ方をする。
寧楓さんと彼女は小さな県城(県の行政中心地)にある5つ星ホテルでリラックスすることを選んだ。寧さんは「1泊500元(約9500円)余りだと北京なら普通のホテルにしか泊まれないが、県城なら5つ星の設(shè)備やサービスを楽しめる。お値打ちだと思う」と話した。
寧さんと彼女は旅行中、大半の時(shí)間をホテルで過(guò)ごした。ホテルにはバー、ダイニングバー、プールがあり、ジム、サウナ、エレクトロニック?スポーツ(eスポーツ)コーナーもあった?!袱长Δ筏渴┰O(shè)を利用するだけで、時(shí)間が足りないほどだ」と寧さん。
ここ數(shù)年、寧さんのような若者が増えており、旅行に行ってもよりたくさんの景色を見(jiàn)ることより、ゆったり過(guò)ごすこと、體験することを最も重視している。こうした若者のニーズに応えるため、ホテル側(cè)も積極的にいろいろな試みをしている。江南がテーマのホテルなら、江南地域(上海市、江蘇省、浙江省などの長(zhǎng)江下流域の南岸地域)の文化を特色として、観光客がホテルから出なくても江南文化の沒(méi)入型體験をできるようにしている。睡眠がテーマのホテルなら、都市で働いて仕事のストレスが大きく、眠りの質(zhì)が低く、休みの日にはとにかくよい睡眠を取りたいという人のニーズに応じて、さまざまな「テクノロジーの技」を利用して眠りをサポートする。
「寢そべり式旅行」をする人は旅行への意欲が低いと思われるかもしれないが、決して投げやりな気持ちになっているのではない。彼らは従來(lái)の旅行観にとらわれることを拒否し、「寢そべり式」という新しい旅のスタイルで自分たちの旅行に対する考え方を表現(xiàn)している人々なのだ。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年2月3日