中國動畫配信サイトのビリビリ(bilibili)のUP主である?yún)椅榱丹螅?4)は上海でビジュアルデザイナーの仕事をしている。彼は最近、AIツールを用いて他界した祖母のAIアバターを作成し、AIおばあちゃんとビデオ通話を行う様子を動畫にして投稿した。
動畫の中で、呉さんのAIおばあちゃんは湖北地方の方言を話し、白髪で歯も抜け、生前と同じように小言を言っている。呉さんが、「おばあちゃんが生きていた時、僕のお父さんと電話でどんなことを喋っていたの?」と尋ねると、AIおばあちゃんは、「酒は控えて、節(jié)約し、博打をするな、と説教していたよ」と答えた。
また呉さんが、「年越しには何を買ったの?」と質(zhì)問すると、AIおばあちゃんは、「油を2本買ったよ。自家製の油だからとってもいい香りなんだよ」と湖北方言で答えた。
さらに、呉さんが、職場での昇進(jìn)や昇給、ダイエットの計畫など、自身の近況についてAIおばあちゃんに話すと、動畫の中のAIおばあちゃんはまるで対面で話しているかのように、首を傾げたり、瞬きしたりといった反応を見せている。
また動畫では、AIおばあちゃんを作成する全プロセスについて紹介しているほか、関連アプリのリンクも紹介している。ただ、音聲の復(fù)元に関しては、故人の生前の音聲素材が必要なのだとしている。
呉さんは動畫の最後で、作成した動機(jī)について、「祖母ときちんとお別れできなかったという後悔を、AI技術(shù)で埋めたかった」としている。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年4月11日