2023年度チョモランマ科學(xué)調(diào)査隊の隊員13人が今月23日午後12時半ごろ、世界最高峰の山?チョモランマの登頂に成功した。中國の調(diào)査隊は昨年に続いて、標(biāo)高8000メートル以上のエリアに到達したことになる。
チョモランマ登山ベースキャンプ(5月9日にドローンで撮影?孫非)。
同日午前3時、科學(xué)調(diào)査隊員は標(biāo)高8300メートルのアタックキャンプを出発。數(shù)時間かけて、標(biāo)高8830メートルの位置にある世界で最も標(biāo)高が高い自動気象観測所に到著した。隊員はそれから約1時間かけて、気象観測所の部品交換といった作業(yè)を全て急ピッチで完了させた。その後、隊員は標(biāo)高8848.86メートルの頂上地點まで登り、雪や氷のサンプルを採取した。
チョモランマの標(biāo)高約8830メートル地點の自動気象観測所のメンテナンスをする科學(xué)調(diào)査隊員(5月23日、撮影?拉巴)。
中國科學(xué)院青蔵(チベット)高原研究所の研究員?趙華標(biāo)氏は、「自動気象観測所のメンテナンスとアップデートは、極端な環(huán)境下におけるバッテリー持続時間を主に考慮していた。標(biāo)高6500メートル以下の観測所には、全體像を一層摑むことのできる気象観測資料を得るために、降水量観測を増設(shè)した??茖W(xué)研究者が標(biāo)高が極めて高い場所の気象要素の変化の特徴や氷河、積雪の変化などを研究するうえで、基礎(chǔ)データを提供することができる」と説明する。
チョモランマの頂上で雪や氷のサンプルを採取する科學(xué)調(diào)査隊員(5月23日、撮影?拉巴)。
今年の科學(xué)調(diào)査では、ヒマラヤサウルス?チベテンシスの化石を約60年ぶりに発見するという快挙も成し遂げられた。ヒマラヤサウルス?チベテンシスは1960年代に行われた青蔵高原の科學(xué)調(diào)査で発見され、命名された。これによりチョモランマがその大昔は海の底にあったことが裏付けられた。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年5月25日