江蘇省の揚(yáng)州大學(xué)農(nóng)學(xué)院ではこのほど、合格通知書を発送した。その通知書には、米の入った小さな袋と揚(yáng)州チャーハンの引換券も同封されていた。揚(yáng)州チャーハンは揚(yáng)州の名物料理。同大學(xué)の新入生は入學(xué)後、この引換券を使えば、大學(xué)の學(xué)生食堂で揚(yáng)州に來てから最初の「揚(yáng)州チャーハン」を食べることができる。
同大學(xué)ではさらに、新入生向けにある課題を出している。新入生が食堂で食べるチャーハンには、3つの品種の米を使って作ったチャーハンが別々に盛られている。新入生向けの課題とは、3種類全てを味見した後、「一番チャーハンに合っている」と思う品種を選び、QRコードをスキャンして答えを提出するという「米の食べ比べチャレンジ」だ。
実は、新入生向けの揚(yáng)州チャーハンに使われる米は、揚(yáng)州大學(xué)農(nóng)學(xué)院?海安稲麥科技小院が獨(dú)自に研究開発して生産している品種だという。
同學(xué)院の共産黨員修士?博士テクノロジー農(nóng)業(yè)実踐サポート実踐チームのメンバーは夏休みを利用して、9品種の米の味と品質(zhì)を評(píng)価している。チームの責(zé)任者?周沈琪さんは、「香りや外観、おいしさ、冷めた後の品質(zhì)といった特徴に基づいて、9品種の米の官能評(píng)価を行い、さらにたんぱく質(zhì)やアミロースなどの物理?化學(xué)指標(biāo)も參照して、最終的に口當(dāng)たりや風(fēng)味の良い3品種をチャーハンに使う米として選んだ。新入生が『食べ比べチャレンジ』に參加した後も、チャーハンに最も合う米の品種を選ぶという私たちの研究に加わってくれることを願(yuàn)っている」としている。
新入生にも研究に參加してもらう理由について、海安稲麥科技小院の責(zé)任者を務(wù)める、揚(yáng)州大學(xué)農(nóng)學(xué)院の魏海燕副院長(zhǎng)は、「米の品質(zhì)改良は、農(nóng)家がどれほど生産できるか、消費(fèi)者の食卓にどれだけ並ぶかが基準(zhǔn)となる。新入生には、真剣に食べ比べをして課題をクリアし、先輩らの『気持ち』をしっかりと汲み取って、それに応えてほしい」と語(yǔ)る。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年8月1日