近年、中國は國際外交の舞臺に度々登場するようになり、外國人の中國の外交に対するイメージも変化している。解放日報が報じた。
米デューク大學の教授と上海交通大學人文蕓術(shù)研究院の院長を兼任する劉康氏率いるチームはここ數(shù)年、外國人の中國に対するイメージを課題に研究を進めている。
2009年、同研究院は共産黨上海市委員會の宣伝部と共に、「國家イメージと都市文化改革戦略研究基地」を立ち上げ、▽世界の中國に対するイメージの実証調(diào)査▽世界メディアの中國に対するイメージ分析▽中國海外記者調(diào)査---という3つの調(diào)査を開始した。うち、米國やアジア、ラテンアメリカにおける「世界の中國に対するイメージの実証調(diào)査」が既に完了している。
中國に対するイメージ
劉氏は隨時調(diào)査を?qū)g施し、そのたびに結(jié)果を発表しているが、前回の調(diào)査から3年後に再び同じ地域で調(diào)査を?qū)g施したところ、意外な変化を発見したという。その結(jié)果はまだ発表されていないが、劉氏によると、「外國人の中國に対する好感度は上がっている」という。
まず、08年に北京オリンピックが開催されてからわずか2年後の10年、劉氏のチームは米國で調(diào)査を?qū)g施した。同年、米國では中間選挙が行われたことを背景に、メディアは中國に対して敵対的な態(tài)度を取っていた。しかし、米國國民の中國に対するイメージは決して悪くなかった。
同調(diào)査では、國際関係の面で、米國人の42%が中國を「同盟國」と見なし、中國を「敵」と見なしていたのはわずか27.3%だった。「中立」の立場も29.6%いた。
また、米國人の60.8%が「中國は世界政治の中で影響力を持っている」、77%が「中國が世界に與える影響は今後10年でさらに大きくなる」と感じていたほか、54.9%が「中米関係における、中國政府のやり方は正しい」と答えた。しかし、5分の3が「中國は世界において大きな影響力を持つ重要な立場にある」と答えた一方で、3分の2が「中國はまだ大國として國際的職責を擔う準備ができていない」との見方を示した。そのほか、米國國民の多くが中米関係に注目しており、両國には多くの共通利益があると考えていた。中米貿(mào)易が中斷した場合、その経済的損害は中國より米國のほうが大きいと答えた人は59.3%に上った。
中國の政治や経済に関して、米國人は理解を深めており、中國の経済発展には揃って肯定的な見方を示している。例えば、米國人の55%が、「中國には國民の必要を満たす政治制度がある」と答えた。一方、中立の立場は17.8%で、否定的な立場は25.5%だった。また、64.3%が「中國の経済は世界的競爭力を備えている」との見方を示した。
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