一方、米國人の中國文化に対する見方は、期待しているほど好感的なものではなかった。例えば、「中國で流行している文化に魅力がある」との回答は30%に満たず、「中國には長い歴史を誇る伝統(tǒng)文化が豊富にある」との回答も約40%にとどまった。
アジアの日本、韓國、モンゴル、フィリピン、臺灣、タイ、インドネシア、シンガポール、ベトナム、カンボジア、マレーシア、中國の12カ國?地域では10-12年に調査が実施された。
同調査の結果のうち、特に注目すべきは、中國と米國の影響力、および影響力に対するプラスイメージ、マイナスイメージが、地域によって大きく異なっている點だ。
「アジアで最も影響力を持つ國は?」という質問に対して、中國の隣國である北東アジア諸國では、回答者の60.9%が「中國」と答え、「米國」の24.6%を大きく上回った。しかし、中國の影響力に関しては、マイナスイメージが普遍的だった。一方、東南アジア諸國では、46.6%が「米國」と答え、「中國」の33.8%を上回った。しかし、中國の影響力に関しては、プラスイメージが普遍的だった。
12年にラテンアメリカの24カ國で実施された調査によると、中國に対するプラスイメージが米國を上回るなど、同地域の人々は中國に対して好印象を抱いていることが分かった。例えば、同地域で最も影響力を持つ國に関して、50.3%が「米國」と答え、次に多かったのが「中國」で25.1%。今後10年の間に、その差は米國39.1%、中國30.9%にまで縮まると見られている。また、回答者の70.6%が中國の影響力に対してプラスイメージを抱いており、米國の63.9%より6.7%高かった。同地域の回答者の中國の自國に対する影響力評価は、平均65.8ポイント(0-100ポイント)だった。
ラテンアメリカにおいては、中國の発展のスタイルに対する好感度も、米國に次いで高かった。また、中國企業(yè)の同地域に対する経済的貢獻に対してもプラス評価を下したほか、中國企業(yè)の自國経済に対する貢獻に対しても平均56.6%がプラス評価を下した。
同調査結果は、外國人の中國に対するイメージのアウトラインと言えるだろう。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年4月1日
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