中國政府は今年初め、「京?津?冀共同発展戦略」の推進を大々的に打ち出した。3エリアの発展の青寫真については、先日閉幕した全國両會(全國人民代表大會?全國政治協(xié)商會議)でも、代表委員たちの間で熱い議論が交わされた。計畫が浮上してから長い年月が経つものの遅々として進まなかった京?津?冀一體化計畫に、再び「春」が訪れた。人民日報が報じた。
具體的な計畫內容や関連措置はまだ煮詰まっていないが、燕郊?涿(タク)州、固安など北京エリアの不動産市場では、熱い「住宅ブーム」が続いている。
保定市某區(qū)に隣接する人気マンションの販売現(xiàn)場2カ所は、週日にも関わらず、多くの見學客でごった返していた。このうち1つのマンションの不動産購入アドバイザー?郝(カク)さんは、「先週末の土日で、過去2カ月間の販売數に相當する約50件が売れた」と話した。もう一つの小規(guī)模な高層マンションの販売価格は1平米あたり7200元(約12萬円)と、春節(jié)(舊正月)前より約1千元(約1萬6500円)上昇した。來週になるとさらに300元(約5千円)上がる見込みという。
河北省保定市住建局の統(tǒng)計データによると、2013年、現(xiàn)地で予約売買契約が取り交わされた分譲住宅は計1萬4786件。一方、今年3月1日から24日までの契約件數は3474件と、1カ月足らずの契約數が、昨年の約4分の1に相當している。
中國房地(不動産)産業(yè)協(xié)會の朱中一?副會長は、「京?津?冀一體化は、新型都市化の大きな発展すう勢であり、これにより『環(huán)北京エリア』に新たな発展チャンスがもたらされたことは、疑う余地がない。全體のコンセプト設計から具體的措置、さらには実行に移すまで、政策推進には一連のプロセスが必要であり、地域によっては、発展の重點や発展パターンがまだ不適切なところもある。むやみやたらな住宅購入合戦は、異常な価格高騰を招き、あっという間にバブルがはじける恐れがある」との見方を示した。
偉業(yè)我愛我家集団の胡景暉?副総裁は、「現(xiàn)在の不動産市場には、京?津?冀一體化の具體的內容をめぐる憶測が飛び交っているが、そのほとんどは、開発企業(yè)や利益関係者が、自分達にとって都合の良い情報をまき散らした噂にすぎない。不動産市場がこのような噂に敏感に反応すれば、市場予測を過度に煽り立てる危険性がある」と指摘した。
保定市住建局の擔當者は、「これまで、同市の分譲住宅販売件數は、1週間に10件を上回ることはなかった。だが、今では、評判の高いものなら、1日で數十件売れている。不動産企業(yè)は、『量がはける』この機に乗じて、長年滯っていた在庫処分に躍起になっている」と語った。
國際金融フォーラム都市化研究センターの易鵬?センター長は、「京?津?冀一體化の成功は容易ではない。各地はコンセプトを明確に打ち出し、さまざまな具體的措置を制定する必要がある」との見方を示した。
ある権威筋は、以下の通りコメントした。
「環(huán)境汚染の改善から人口?資源の圧力緩和まで、さらには産業(yè)のモデルチェンジ?グレードアップに至るまで、京?津?冀一體化を実現(xiàn)するためには、機能の配置、産業(yè)の分業(yè)、関連インフラ?交通システム整備などの全體計畫を練り上げる必要があり、ある特定の地域だけの急成長を強調しても無意味だ。地理的條件の良さだけを頼みの綱として不動産市場が急速に伸びた場合、逆に、共同発展の効果が大きく損なわれる恐れがある」。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年4月1日
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