中國人力資源?社會(huì)保障部（?。─长韦郅砂k表した統(tǒng)計(jì)によると、2013年の時(shí)點(diǎn)で、中國の企業(yè)6萬6120社が企業(yè)年金を設(shè)置し、従業(yè)員2056萬人が加入している。中國の昨年の企業(yè)総數(shù)は1470萬社だったため、企業(yè)年金を設(shè)置している企業(yè)の割合は0.5％にも満たない。また、同年末の時(shí)點(diǎn)で、都市従業(yè)員基本養(yǎng)老保険の加入者は中國全土で3億2212萬人で、この數(shù)字と比べると、企業(yè)年金加入者數(shù)は7％にも満たない。人民日報(bào)が報(bào)じた。

　企業(yè)年金とは、勤労者の老後の生活をより豊かにするために、政府が社會(huì)保障システムを整備し設(shè)置している補(bǔ)足的な年金保険だ。中國國務(wù)院は1990年代、▽基本年金▽補(bǔ)足的年金▽個(gè)人の貯蓄性年金保険---からなる年金システムを打ち出した。さらに、昨年11月に開催された中國共産黨第18期中央委員會(huì)第3回全體會(huì)議では、企業(yè)年金などの補(bǔ)足的社會(huì)保険の発展を加速させ、社會(huì)保障システムの構(gòu)築を進(jìn)めなければならないと明確に決定された。企業(yè)年金は設(shè)置されてから既に10年以上が経っており、13年年末の時(shí)點(diǎn)で、累積基金は6034億元(9兆9560億円)、受給者57萬8千人、受給金額196億元(約3234億円)となっている。うち、一括で受給している人の數(shù)が37萬4千人で、受給金額は計(jì)169億元(約2788億円)と、1人當(dāng)たり平均4萬5千元(約74萬円)。一方、分割で受給している人の數(shù)は20萬4千人で、受給金額は計(jì)27億元。1人當(dāng)たり平均1萬3200元(約22萬円)、1カ月當(dāng)たり約1100元(約1萬8千円)の計(jì)算になる。

　基本年金保険と違い、企業(yè)年金は加入が義務(wù)付けられている社會(huì)保険ではなく、企業(yè)が國家政策に基づいて獨(dú)自に設(shè)置する。地域別に見ると、同年、企業(yè)年金を設(shè)置している企業(yè)が最も多かったのは廈門(アモイ)で、1萬1655社。以下、上海の8551社、広東省の6153社と続いた。

　企業(yè)年金は、資本市場に進(jìn)出して投資運(yùn)営することが可能だ。同年、投資管理を?qū)g施した企業(yè)年金資金は計(jì)5783億元(約95兆4195億円)で、加重平均收益率は3.67％だった。過去5年間で、收益率が最も高かったのは09年で、7.78％。一方、最も低かったのは11年で、-0.78％だった。

　今年1月1日より、企業(yè)は、政府の関連の政策の規(guī)定に基づき、従業(yè)員に企業(yè)年金を支給し、個(gè)人口座に計(jì)上する際、個(gè)人の所得稅を納める必要がなくなった。また、個(gè)人が政府の関連の政策の規(guī)定に基づき、年金の個(gè)人が負(fù)擔(dān)する部分を納める際、本人の前年の平均月収の4％以內(nèi)の部分は、個(gè)人の當(dāng)期の納稅が必要な所得額から控除されるようになった。そのほか、個(gè)人が企業(yè)年金基金から得た投資收益についても、個(gè)人の所得稅が免除される。（編集KN）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年4月10日