月探査機「嫦娥2號」、「嫦娥3號」の顧問を務(wù)める葉培建氏は10日、「今年は嫦娥5號の試験機を打ち上げる。しかしこの試験機は月に著陸せず、月に到達後すぐに帰還し、嫦娥5號の帰還に用いるルートを探る」と表明した。科技日報が伝えた。
葉氏によると、嫦娥5號の試験機は「プラットフォーム」、帰還モジュールという二つのモジュールによって構(gòu)成される。両モジュールは組立後、西昌衛(wèi)星発射センターから打ち上げられ、月を巡り帰還する。地球からの距離が數(shù)千キロになった時に、プラットフォームが切り離され宇宙に殘り、帰還モジュールが地球に帰還する。
葉氏は、「この任務(wù)は非常に重要だ。中國は2017年に嫦娥5號を打ち上げ、無人月探査プロジェクトの第3ステップ『帰還』を?qū)g現(xiàn)する計畫だからだ。中國はすでに打ち上げ、月への接近、月周回、月面著陸の経験を持つが、帰路をまだ歩んでいない」と述べた。
葉氏は、「有人宇宙船?神舟、帰還型衛(wèi)星は7.9km/sの第一宇宙速度にしか達しておらず、かつ地球付近からの帰還であった。嫦娥5號は10.9km/sの第二宇宙速度で月から帰還しなければならない。中國の宇宙船はこの速度を?qū)g現(xiàn)したことがなく、これほど遠くから帰還したこともない。任務(wù)の成功を保証するため、嫦娥5號の試験機は嫦娥5號と同じ帰還モジュールを使用し、月から順調(diào)に帰還し、予定されていた地點に落下できるかを検証する」としたほか、「嫦娥5號の任務(wù)には、月面サンプルの収集と上昇が含まれ、中國にとって初となる。月からの離陸も難しく、地球上でのシミュレーションにより同技術(shù)を検証する」と述べた。
葉氏は嫦娥5號の任務(wù)の過程について、「この任務(wù)では軌道モジュール、帰還モジュール、上昇モジュール、著陸モジュールという4機の宇宙機を打ち上げる。月周回軌道に到著後、軌道モジュールと帰還モジュールは月を周回し、著陸モジュールと上昇モジュールは月面著陸する。著陸モジュールに搭載されているサンプル?yún)Ъb置は月面での作業(yè)を完了後、上昇モジュールの容器の中に収められる。それから上昇モジュールが月面から離陸し、合體した軌道モジュール?帰還モジュールとドッキングし、集めたサンプルを帰還モジュールに移してから分離される。軌道モジュール?帰還モジュールは地球に向かい、數(shù)千キロの地點で分離し、最終的に帰還モジュールが地球に戻る」と紹介した。
葉氏は、「中國は國家宇宙インフラ整備の関連計畫を制定中で、今年中に許可が得られる見通しとなっている」と話した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年3月12日
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