中國ネットセキュリティ最大手、奇虎360のインターネット安全センターが発表した最新の安全報告によると、中國ではこのほど「祖父」、「祖母」、「父」、「母」、「夫」、「妻」などの親族関係を詐欺の対象とする攜帯電話ウイルス「殺熟」が見つかっている。同ウイルスに感染すると、攜帯電話はユーザーが知らぬ間に、アドレス帳に登録されている人々に対して、同ウイルスのダウンロード先が書かれた詐欺のショートメッセージを送信する。こうしてダウンロードされた同ウイルスは、アドレス帳の中から攜帯電話の使用者の親戚を選び、再び詐欺のショートメッセージを送信する。人民日報が伝えた。
奇虎360の攜帯電話安全専門家の朱翼鵬氏は、「同ウイルスは主にアンドロイド攜帯に感染する。アンドロイド攜帯のユーザーは、アンチウイルスソフトをインストールするべきだ。また親戚の電話番號を登録する場合にはできるだけ実名を使い、父、母、祖父、祖母、おばなどの呼稱を避けるべきだ。さもなければウイルスに利用されるばかりか、攜帯電話を紛失した場合、悪用される可能性がある。他にもショートメールの不審なリンクに注意し、安易にクリックするべきではない」と指摘した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年4月15日
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