西長安街翠微路口西側(cè)で始まった歩道工事の様子=27日深夜 |
北京市の長安街は、東は通州の運(yùn)河広場から、西は石景山の首鋼(首都鋼鉄公司)東門まで続く大通りで、全長約46キロメートル。その幅?長さはいずれも世界一で、「中國一の通り」とも呼ばれる。そんな長安街の南禮士路口―五棵松橋區(qū)間で26日午後11時(shí)、大規(guī)模改修工事が始まった。北京市交通委員會(huì)によると、今回の工事では路面にアスファルト?コンクリートを舗裝するほか、萬壽路口?三里河?xùn)|路付近などの7カ所を拡張し、歩道を建設(shè)する。9月30日に竣工する見通し。京華時(shí)報(bào)が伝えた。
(1)道路の下に厚さ1メートルの防爆層
長安街は北京で最も重要な都市幹線道路であり、その設(shè)計(jì)は一般的な道路とは異なっている。地下鉄1號(hào)線が長安街の真下を通っているため、安全?防空面を配慮し、長安街の下には厚さ80センチ―1メートルの防爆層が敷いてある。1960―70年代、資金的制約を受け、防爆層の上には厚さ12センチのコンクリートのみが舗裝されていた。アスファルト舗裝がされたのは1980―90年代になってからだ。
工事関係者によると、今回の大改修ではアスファルトの路面を全てはがし、新しくアスファルトを敷きなおす。車両走行時(shí)の快適性を高めるため、これまで使用されていた石油由來のアスファルトではなく、天然アスファルトの湖から抽出したアスファルトを採用する。このアスファルトは価格が通常のアスファルトより50%高い。
(2)「両面テープ」でひび割れを減らす
一般的に道路は路床と路面の2つの部分に分けられ、厚さは全部で50センチほどだ。しかし長安街は防爆層、コンクリート層および2つのアスファルト層に分けられ、厚さは約120センチに達(dá)する。アスファルト層とコンクリート層をうまく接著させるため、今回の工事では「両面テープ」、すなわち、市政路橋建材集団によって生産された高粘度?高弾性の改質(zhì)アスファルトが使用される。この材料は2つの層をしっかりと接著し、路面のひび割れを減らすほか、防水性も持つ。
長安街の大規(guī)模改修は、新型路面材料の普及?応用の重要なきっかけとなる。1997年に長安街の東區(qū)間の大規(guī)模改修工事が行われた際は、耐久性を高めるためにストーンマスチックアスファルト(SMA)が大量に用いられた。2009年の大規(guī)模改修では耐わだち掘れ技術(shù)が採用された。國産の高粘度?高弾性改質(zhì)アスファルトの使用は、今回の大規(guī)模改修の注目ポイントとなる。(編集SN)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年6月27日
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