北京では最近、意義深いイベントが相次いで行われた。第3回世界平和フォーラムはこのほど閉幕したが、「平和五原則」の発表60周年を記念するイベントがこれから行われる予定だ。中國、インド、ミャンマーが提唱した平和五原則は、今では世界公認の、國と國との関係を処理する場合の基本ルールだ。この原則は時代の発展の流れに合致し、歳月を重ねる中でますます確かなものになっている。(文:阮宗沢?中國國際問題研究所研究員?副所長。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載)
中國の勃興ぶりを前にして、賞賛の聲が聞こえてくることもあれば、疑いの聲が聞こえてくることもある。ただ最近は鬼面人を驚かすような聲も聞こえている。中國は強さを誇示し、國際ルールを守らず、ルールに刃向かう者、またはルールをひっくり返す者であるという妄言だ。だが事実はそうではなく、中國はこれまでずっと國際ルールの建設(shè)者であるということを?qū)g際の行動によって示してきた。
新中國の成立後、中國は國際連合での合法的な席を回復(fù)しようと積極的にはたらきかけたが、西側(cè)諸國はあれこれ理由をつけてこれを拒んだ。中國が多くの発展途上國の支援を受け、國連総會での決議を経て、國連に復(fù)帰できたのは1971年10月25日のことだった。改革開放の実施以來、中國は國際ルールの制定に継続的に対応?參加してきた。これまでに加盟した政府レベルの國際機関は100を超え、複數(shù)國が関わる國際條約400件以上に調(diào)印し、こうした機関と條約の有効性と公正さを守ろうと努力してきた。國際機関で要職を擔う中國人も増え、國と同じく貢獻を重ねてきた。
現(xiàn)在、中國は國際ルールの再編に積極的に參加し、中國の聲を伝え、中國のプランをうち出している。
5月21日には習近平國家主席がアジア信頼醸成措置會議(CICA)で、「共通の、総合的で協(xié)調(diào)的、かつ持続可能なアジアの安全保障観」という新しい安全保障観を提唱した。この構(gòu)想は「上海宣言」に盛り込まれ、アジア各國の共通認識となった。アジアの新しい安全保障観は地域各國の相互信頼と協(xié)力を強化し、この地域はもとより世界の恒久平和と共同発展を?qū)g現(xiàn)する上で重大な意義をもっている。
6月20日には李克強総理が中國?ギリシャ海洋協(xié)力フォーラムでスピーチし、中國の海洋観を全面的に紹介し、海洋事業(yè)の発展を通じて経済発展を促し、國際協(xié)力を深化させ、世界平和を促進するとともに、「平和、協(xié)力、調(diào)和の海洋」建設(shè)に努力することを強調(diào)した。海洋というテーマが広く関心を集める今、中國が提唱する海洋観は世界が中國を理解し、海洋協(xié)力を強化する上でプラスになる。
國連安全保障理事會の常任理事國である中國は、これまでずっと行動によって「國連憲章」および國際関係の基本ルールを著実に守り、人類の公平?正義を守ってきた。中國が何かの決議に反対票を投じたからといって、中國がルールを守らないということはできない。
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