中央公文書館の李明華副館長は3日の記者會見で、同館がインターネット上で公開する「日本人戦犯による中國侵略の罪の自供」について説明した。
李副館長によると、中央公文書館は3日以降、鈴木啓久ら日本人戦犯45人の供述書(日本語)とその中國語訳の原文の畫像、および戦犯供述書の要旨(中國語と英語)を初めて公式ウェブサイト上で公開する。45人分を毎日1人ずつ公開する。
李副館長は「新中國成立後に接収管理、拘禁した日本人の中國侵略戦犯は1109人に上る。このうち鈴木啓久ら45人の戦犯は比較的地位が高く、罪が重い。1956年6~7月、中華人民共和國最高人民法院(最高裁)特別軍事法廷は瀋陽と大連で彼らに対する公開裁判を行った。今回公開する資料はこの日本人戦犯45人の供述書および詳細な尋問記録などで、原文、補足、訂正、當(dāng)時の中國語訳、要約などが含まれる」と説明。
「全ての供述書は広範(fàn)で入念な調(diào)査?認証後に確定したものであり、告発資料、犯罪現(xiàn)場での実地調(diào)査、被害者や目撃者の証言などと結(jié)びつけたうえ、戦犯本人の確認、署名を経た、または本人が直接書いたもので、かつ全ての被告が法廷での最終陳述時に全ての起訴事実を認めた。また、今回公開するのはスキャナーでスキャンした供述書そのものであり、削除処理はしておらず、性暴力を受けた女性の氏名を人道的配慮から仮名にしただけだ。したがって、供述書の真実性と完全性に疑いを差し挾む余地はない」とした。
李副館長はさらに「供述書で明かされた罪には中國の主権の侵奪、侵略政策の畫策?推進、細菌兵器の製造、毒ガスの使用、中國人民の虐殺、拘束、奴隷化、慰安婦の強制連行、婦女強姦、物資?財物の略奪、町や村の破壊、平和的住民の追い払い、國際準(zhǔn)則と人道的原則への違反などが含まれ、多くの犯罪行為は人々を激怒させるものだ」と指摘した。
供述書を公開しているページのURLは:http://61.135.203.68/rbzf/
(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年7月4日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386