今月1日から、珠江の河口に位置する広東省東莞市の虎門港で、全國統(tǒng)一の「稅関の國境を越えた貿(mào)易におけるネット通販サービスプラットフォーム」が正式に始動した。テスト事業(yè)を擔當する大竜網(wǎng)、燕文物流、銭寶支付、鼎盛易達國際貨運などの企業(yè)は、この虎門港の通関情報プラットフォームを利用して、「ワンクリック式」の協(xié)力によって「全國初」の國境を越えたネット通販貨物の通関手続きを完了させた。この動きは中國の國境を越えたネット通販を新たなプラットフォームへと向かわせるものだ。
長年にわたり國境を越えた貿(mào)易におけるネット通販に注目してきた東莞市黨委員會政策研究室の鄧濤室長は、「全國統(tǒng)一の稅関の國境を越えた貿(mào)易におけるネット通販サービスのプラットフォームが始動すると、珠江デルタ地域や全國の中小規(guī)模の対外貿(mào)易輸出企業(yè)に影響を與えることになる。とりわけネット通販企業(yè)がもたらす最も直接的な変化は、ネット通販が稅関の監(jiān)督管理に組み込まれ、ネット通販によって輸出増値稅の還付、送金、國境を越えた決済といった各種の業(yè)務を取り扱えるようになることで、これは中小の輸出企業(yè)向けに新たに便利で迅速な輸出ルートを切り開いたのと同じことだ」と話す。鄧室長によれば、こうした動きは國境を越えた貿(mào)易におけるネット通販の発展を極めて力強く促進し、さらなるモデル転換とバージョンアップをはかる珠江デルタ地域および全國の対外貿(mào)易企業(yè)に畫期的な変化をもたらすものになるという。
1日午後4時に虎門港啓盈の國境を越えた貿(mào)易におけるネット通販輸出監(jiān)督管理區(qū)を取材したところ、國境を越えたネット通販輸出商品7500點を満載した車両が、列になって監(jiān)督管理區(qū)の専用通路を進んでいた。稅関総署の國境を越えた通関プラットフォームにおけるリストの審査や現(xiàn)場での非侵入式快速仕分け検査を経て、30分後には7500點すべてが車に積まれて輸出され、通関の監(jiān)督管理手続きを完了した。この過程で、稅関の作業(yè)員が1點の宅配便の荷物を問題ありとした。非侵入式スキャナーで読み込まれた內(nèi)容と申請書類の內(nèi)容とが食い違っている可能性があったためで、作業(yè)員はただちに開封して確認し、中にある衣類が申請書類と一致することがわかると再び封をして手続きを終えた。稅関の現(xiàn)場の作業(yè)員の話によると、國境を越えて輸出されるネット通販商品に対しては、一般的に非侵入式の仕分け検査という方法を採用し、問題ありとみられる商品のみ開封して検査を行うという。
これまでは通関が國境を越えたネット通販取引の最大の壁だった。少額の取引でも、輸出入貨物が稅関の規(guī)定する數(shù)量を超えてしまい、申請を要求される可能性があるからだ。そのための一連の煩瑣な手続きと費用の出費が、消費者やネットのサプライヤーにとってしばしば深刻な経済的負擔になっていた。また審査で不合格になった商品が稅関にとどまった場合、消費者が受け取れないという現(xiàn)象が時たま発生していた。
大竜網(wǎng)の馮剣峰総裁(社長)の話によると、過去には長い間、大竜網(wǎng)のネット通販プラットフォームにおける國境を越えた貿(mào)易は、従來の宅配便のやり方を踏襲するだけで、増値稅の還付手続きや決済といった輸出企業(yè)が當然享受すべき政策の恩恵や利便性を享受することができなかった。また輸出商品が稅関にとどまっても記録を殘すことができず、稅関に監(jiān)督管理されない輸出商品は海外の消費者に対して相応の権利を保障することもできなかった。こうして國境を越えたネット通販は小規(guī)模に展開するしかなく、大規(guī)模な発展を遂げられずにいた?!付愰vの國境を越えた貿(mào)易におけるネット通販」がこれまでの諸々の弊害をうち破っており、ネット通販企業(yè)は貴重な発展のチャンスを迎えているという。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年7月2日
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