中秋節(jié)が迫り、さまざまなネット流行語を刻んだオーダーメイド月餅が、新たなブームとなっている。だが、アイディアを凝らし、流行の波に乗ろうとする風(fēng)潮が高まる一方で、オンラインで販売されている月餅には、品質(zhì)?安全性?衛(wèi)生面での隠れたリスクが存在している。消費者は、眼をしっかりと見開き、慎重に商品を選ばなければならない。新民晩報が伝えた。

〇月餅の皮に流行語が刻まれたユニークなデザイン

淘寶網(wǎng)では、オーダーメイド月餅を取り扱うネットショップが、「月餅にネット流行語を刻印します」という宣伝文句で、ネットユーザーを誘っている。某ネットショップの店主によると、同店では、「糕富師」「小清新」「求関注」「月光族」「羅莉」「腫麼辦」など數(shù)十種類のネット流行語を刻んだオーダーメイド月餅を製造?販売しているという。顧客は、刻んでもらいたい文字をカスタマーサービス擔(dān)當者に連絡(luò)して、サンプルを確認した後、正式に注文する。

〇月餅製造元の多くは、生産許可証を持たず

だが、ネットショップで販売されているオーダーメイド月餅のほとんどは、生産許可証（QSマーク）がなく、正規(guī)の検査プロセスを通したものではなく、食の安全は一切保障されていないのが現(xiàn)狀だ。

店主がネット上にアップしている包裝された月餅の畫像を見ると、それらの多くは紙箱に入っており、月餅自體も密封包裝ではなく、簡単に開けられるプラスチック製のシートに包まれている。また、カビを防ぎ鮮度を維持するための脫酸素?除濕剤は入っておらず、外箱に製品の原料名や栄養(yǎng)成分は一切表示されていない。

「食品安全法」では、食品生産、食品流通、飲食サービス業(yè)に従事する者は、法に依り食品生産許可証、食品流通許可証、飲食サービス許可証を取得しなければならないと定められている。このことから、厳格に言えば、ネット上で食品を製造販売することは、違法行為にあたる。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年9月3日