美容に力を注ぐほか、男子は、メンタル面でも、女性に決して引けを取らない。「メンズキッチン」というテレビ番組は、男性のための料理番組で、人気が高い。日本の男性が臺(tái)所に入って料理をすることは、もはや珍しいことではなくなった。休日に料理に精を出すことで、彼らは心身ともにリラックスできる。また、家庭の専業(yè)主婦さながら、精巧で美しいさまざまなお菓子作りを?qū)Wびに行く。東京?自由が丘にあるお菓子教室には、男子限定のお菓子作りクラスが開設(shè)されており、開設(shè)當(dāng)初から毎回ほぼ満?jiǎn)Tという。クラスでは、エプロン姿の男性が、さまざまな精巧で美しいお菓子作りにいそしんでいる。休日に女友達(dá)を自宅に呼び、一緒に手作りのお菓子を楽しむことも、ロマンチックと言えなくはない。平日の仕事の場(chǎng)では常にきちんと身なりを整えている男性は、休日が來ると、「女子力」がアップするような女性っぽい服裝を身につけたくなるようだ。華やかな色柄ものや、可愛いファーが付いたジャケットを著ると、リラックス効果が最高に高まる。

男子の「女子力」追求で現(xiàn)れるもう一つの特徴は、「一卵性母子」化の傾向だ。もともと、一卵性雙生児のように親密に行動(dòng)を共にする娘と母親が「一卵性母娘」と呼ばれていたが、今では、息子と母親が、一緒に街をぶらつき、食事をし、コンサートに出かける。ある男子は、母親と街でショッピングを楽しむ理由として、「母親はセンスが良い。自分で洋服を選ぶ手間がはぶける。また母親と一緒にいると安心感がある」ことを挙げた。

街で、綺麗に整えられた眉を持ち、日傘をさして歩く男子をみかけるたびに、筆者は微妙な違和感を覚える。昔の、りりしい顔つきの男性はどこに行ったのだろうか？話はそれるが、個(gè)人的には、濃い眉毛と細(xì)い眼の男性に魅力を感じる。男性は、本當(dāng)に、本來の男性の持ち味を失いつつあるのだろうか？日本の男性が「女子力」を追求する風(fēng)潮は、何に由來するのだろうか？