このほど実施された研究によると、人を死に至らしめる毒を持つ中國本土の植物「ゲルセミウム?エレガンス」に含まれる化合物が、既存の薬品よりも効果的にがん細(xì)胞を殺す可能性があるという。香港メディアの記事を引用し、環(huán)球時報が伝えた。
中國人研究者は雲(yún)南省で研究を行い、ゲルセミウム?エレガンスから9種の新たな化合物を発見した。ゲルセミウム?エレガンスは中國本土で毒性が最も高い植物だ。研究チームによると、そのうち2種類の化合物は微量でも白血病?肝臓がん?肺がん?乳がん?結(jié)腸がんのがん細(xì)胞を殺すことができる。
この植物は中國の民間では長年に渡り、リウマチ、皮膚病、悪性腫瘍の治療に用いられていたが、毒が強(qiáng)いため、中國でも過去1000年間に渡り毒薬の主要成分として用いられていた。ゲルセミウム?エレガンスはヒトの脊髄の神経系を破壊する。中毒者は呼吸困難と激しい痛みに襲われる。ゲルセミウム?エレガンスは內(nèi)臓を破壊し、痙攣、麻痺、さらには死に至らしめる。
中國科學(xué)院の研究員である許又凱氏によると、政府が資金援助を拡大すれば、ゲルセミウム?エレガンスは安全かつ役立つ薬草になる可能性がある。ただしがんやその他の患者の治療に安全に用いる前に、數(shù)年間の動物実験と臨床試験が必要だという。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年7月2日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386