五輪招致といえば、2008年夏季五輪の開催都市の北京市は非常に豊富な経験がある。しかし最近では、張家口市には多くの雪上競技を必要とする雪はあるのか、外部にはこういう疑問視する聲もある。専門家によると、心配する必要はないはずだ。チャイナネットが伝えた。

自然條件から言うと、張家口市はモンゴル高原のふちにあり、毎年1月から2月は平均して8回雪が降り、慣例に基づくとその時期は冬季五輪の開催時期である。

統(tǒng)計によると、張家口市の年間降雪量は384.7ミリで、この數(shù)字は歐州のスキーの名所とほとんど変わらない。スキー場がある崇禮地區(qū)は地形の影響により気候は獨特で、中でも降雪量については張家口市のその他の地域を大幅に上回り、年間積雪量は467.1ミリに達(dá)する。

雪上競技にとって重要なのは積雪の厚さだ。張家口市の冬は11月上旬から翌年4月上旬までと長く、積雪期は8カ月に達(dá)する。崇禮地區(qū)の積雪の厚さは年間平均1メートルに達(dá)し、各雪上競技を行なうのに十分である。

また、崇禮スキー場の隣にある雲(yún)州ダムの貯水調(diào)節(jié)工事はすでに2011年に始まり、現(xiàn)在急ピッチで進(jìn)められている。このダムの貯水調(diào)節(jié)量は500萬立方メートルで、人工雪を作る水を十分に確保できる。ここ10年近くの崇禮地區(qū)の平均気溫は4.2度、1月から3月はマイナス9度で、人工雪を作るのに非常に有利である。降雪量が少ない年があっても、現(xiàn)代の科學(xué)技術(shù)と気溫條件により、「雪がない」という狀況になることはない。（編集SC）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年7月9日