日本の中谷元防衛(wèi)相は21日、2015年版防衛(wèi)白書を閣議に提出し、了承された。今月上旬に與黨自民黨は防衛(wèi)省起草の白書の了承を拒絶した。その理由は簡単に言えば「中國についての記述?批判が甘い」というものだ。自民黨の會議は白書の修正について具體的な指導(dǎo)的意見も示した。日本メディアはこれを「異常」と報じた。（文?華益聲?國際問題専門家。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載）

　最終的に了承された防衛(wèi)白書は自民黨內(nèi)の意向に添い、「東中國海での中國による石油?ガス田開発活動に抗議し、その中止を求める」との記述を加えたほか、南中國海での中國の建設(shè)活動の寫真も初めて加えた。

　防衛(wèi)白書は防衛(wèi)省が毎年まとめており、安全保障環(huán)境に対する日本政府の基本的判斷および全體的な防衛(wèi)政策を反映する。自民黨が海洋問題を利用していわゆる「中國の脅威」を誇張する背景には、3つの目的がある。

　第1に、防衛(wèi)の重心の南西へのシフトに歩調(diào)を合わせる。日本は釣魚島（日本名?尖閣諸島）問題で係爭の存在を否定し、交渉を拒絶する一方で、一方的な行動によって主張を強化している。近年日本は南西諸島の部隊強化に熱を上げている。2015年版防衛(wèi)白書には釣魚島（日本名?尖閣諸島）から約150キロ以內(nèi)および與那國島に監(jiān)視部隊と水陸機動団を配備することが含まれた。

　第2に、中國の正當(dāng)な権益維持?建設(shè)活動を妨害する。東中國海で日本は中國の強い反対を顧みず、釣魚島（日本名?尖閣諸島）のいわゆる「國有化」を頑迷にも実行し、紛爭の激化を招いた。日本側(cè)は過ちを正すどころか、逆ねじを食わし、白書で中國側(cè)公船および航空機による釣魚島?？沼颏扦螛匾婢S持のパトロールを「安定を破壊するもの」と誹謗した。南中國海では、関係國ではないのに白書で中國の建設(shè)活動を非難し、いわゆる「國際社會」の懸念を示し、東中國海で中國の主権権益を奪う行為と策応している。