三菱マテリアルの木村光常務(wù)執(zhí)行役員や岡本行夫社外取締役らが19日、米ロサンゼルス市內(nèi)で、第2次世界大戦中に日本の鉱山で強(qiáng)制労働をさせられた米國(guó)人の元捕虜や家族らと面會(huì)し、公式に謝罪した。共同通信によると、戦時(shí)中の米軍捕虜が日本で強(qiáng)制労働をさせられた問(wèn)題をめぐって、日本政府が5年前に謝罪を行ったものの、日本企業(yè)が公式に謝罪するのは今回が始めて。ただ、日本が今回誠(chéng)意を見(jiàn)せたと日本メディアが報(bào)道したものの、中國(guó)や韓國(guó)のメディア、ネットユーザーは、日本の企業(yè)が米國(guó)にだけ謝罪し、中國(guó)や韓國(guó)には謝罪を行わないことに大きな不満を抱いている。日本問(wèn)題の専門(mén)家である劉江永氏も20日、取材に対して、「日本は米國(guó)の元強(qiáng)制労働者に謝罪するのであれば、勇気を持って歴史と向き合い、中國(guó)や韓國(guó)の元強(qiáng)制労働者にも謝罪するべき」との見(jiàn)方を示した。環(huán)球時(shí)報(bào)が報(bào)じた。

日本メディアは20日の報(bào)道で、和やかな雰囲気が漂う元捕虜らとの面會(huì)寫(xiě)真と共に、三菱マテリアルが謝罪したという姿勢(shì)を強(qiáng)調(diào)するのみで、金銭的賠償などには注目せず、同ニュースへのコメントもほとんどなかった。

日本メディアが、米國(guó)の元捕虜に「丁重」に謝罪し、「誠(chéng)意」を示したとのイメージを作り出していることに、韓國(guó)や中國(guó)は謝罪の意図に疑問(wèn)を投げかけている。韓國(guó)紙「亜洲今日?qǐng)?bào)」は20日、「日本の企業(yè)が他の國(guó)の元強(qiáng)制労働者を放置したままで、米國(guó)の元捕虜には謝罪する」という姿勢(shì)に疑問(wèn)を呈し、「日本は、他の國(guó)の強(qiáng)制労働者については間違いを認(rèn)めないということなのか、それとも政治的観點(diǎn)から米國(guó)の機(jī)嫌を取っているのか、明確に答えるべき」とした。また、韓國(guó)聯(lián)合ニュースも、「今回の三菱マテリアルの謝罪は、安倍晉三首相が8月に第2次大戦終結(jié)70周年を記念する談話を発表することと関係があるのだろう。日本は、米國(guó)と良い関係を保っているという雰囲気を作り出したいのだろう」と分析している。