1月12日、獨(dú)紙ターゲスシュピーゲルは、中國(guó)の北京が2022年冬季五輪の開催計(jì)畫を記した立候補(bǔ)ファイルを國(guó)際オリンピック委員會(huì)（IOC）に提出したことを受け、「冬季五輪は中國(guó)で開催されるのか」と題した記事を掲載した。

「北京のアルプス」を視察した。中國(guó)人にとってスキー競(jìng)技とは、スキー靴をはいた子どものようにまだ「初級(jí)者」レベルにすぎない。

北京の市街地から70キロ離れた南山スキー場(chǎng)へは、高速バスで約1時(shí)間。車窓から山は見えず、目に映るのは褐色の土地ばかり。設(shè)置されたリフトは數(shù)基。ここが冬季五輪の開催地なのだろうか。

それは正確ではない―。15年前から中國(guó)でスキー競(jìng)技を指導(dǎo)し、スキー場(chǎng)建設(shè)にも攜わるオーストリアの企業(yè)家、プライジンガー氏はそう話す。同氏によると、河北省張家口市の萬(wàn)龍スキー場(chǎng)は、歐州の小規(guī)模スキー場(chǎng)に肩を並べるレベルだという。

獨(dú)紙によると、北京の冬季五輪招致における最大の優(yōu)位性は「潛在力」だという。中國(guó)のスキー人口は富裕層を中心に500萬(wàn)人にまで増えている。彼らは歐州のスキー場(chǎng)が狙いを定める顧客層でもある。 

レコードチャイナ　2015年1月15日