中國は「罠」を乗り越える自信があるが、その難しさも直視しなければならない。今年4月の「清華中國経済ハイレベルフォーラム」において、中國財政部(財務(wù)?。┎块Lの樓継偉氏は「急速に高齢化が進むに伴い、中國が將來『中所得國の罠』に陥る可能性が存在する」と警告、「これまでの全體會議で設(shè)定された2020年までの任務(wù)を完了できれば、中國はこの罠を回避することができるだろう」との見方を示した。
金立群氏は「1950年以降に誕生した52の中所得國のうち、35カ國が『中所得國の罠』に陥った。うち、ペルー、コロンビア、南アフリカなど一部の國は60年以上抜け出せていない。これに対し、一部のエコノミー、特に東アジアの新興エコノミーは10年もかからずに中所得から高所得への飛躍を果たし、東アジアの奇跡と呼ばれている」と語る。
▽いかにして「罠」を回避するのか?
この罠をどう回避するかについて、習(xí)近平主席は様々な場で一連の措置を提案している。最も多いのが「経済発展モデルの転換」だ。これには、チャンスと方向性が含まれる。
チャンスは多い。習(xí)近平主席は中共中央政治局第9回集団學(xué)習(xí)の際、「新たな科學(xué)技術(shù)革命と産業(yè)の変革が、中國の経済発展モデルの転換と交わり、革新駆動型の発展戦略を?qū)g施する我々に、得がたい重要なチャンスを提供した」と強調(diào)した。
また、今年の米國への公式訪問の前、習(xí)主席はウォール?ストリート?ジャーナルの取材に対し、「中國は新型産業(yè)化、情報化、都市化、農(nóng)業(yè)現(xiàn)代化を引き続き推進し、住民の貯蓄率は高く、消費の潛在力が大きく、國民は勤勉に働いている。中所得者の割合は高まり、サービス業(yè)は力強く発展し、市場の余地と潛在力はいずれも大きい。今後しばらくの間、経済が中高速成長を保つ基盤と條件を備えている」と語った。
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