「我々は、中國経済が持続的かつ健全な発展を維持できると確信している。中國が『中所得國の罠』に陥ることは無い」--。習近平主席はこれまで幾度も「中所得國の罠」に言及し、中國がこれを乗り越えられるという自信を表明してきた?!钢兴脟瘟F」とは何だろう?中國はどうすればこれを回避できるのだろうか?人民日報海外版が伝えた。
▽「中所得國の罠」とは?
この概念は、世界銀行が2007年に発表した報告書「東アジアのルネッサンス」の中で最初に提起したもので、國民1人當たりの所得が中等水準に達した後、経済発展モデルの転換がスムーズにいかなかったことが原因で、経済成長の原動力が不足し、最終的に経済が停滯に陥ることを指す。
統(tǒng)計によれば、國民1人當たりの所得が3千ドルに達すると、多くの國が経済成長の停滯期に入る。世界銀行の最新の定義では、1人あたり所得が824ドル以下の國は低所得國、825~3254ドルならば中所得國、3255~1萬64ドルは中高所得國、1萬65ドル以上が高所得國となっている。
アジアインフラ投資銀行(AIIB)の金立群?多國間臨時事務(wù)局長は、「中所得國の罠」に陥った國の特徴として、「低所得、低賃金のエコノミーと製造業(yè)で競爭する強みを失い、かといって先進國とハイテク?革新分野で競爭を繰り広げる能力もなく、安価な労働力や資源?エネルギーといった自然に頼る成長モデルから、高い生産性に頼る成長モデルへの転換を果たすことができない」と指摘する。
▽中國の懸念
習近平主席は2014年11月10日、北京で行われたAPEC各エコノミー首脳とAPECビジネス諮問委員會代表との対話會で「中國は、『中所得國の罠』を必ず乗り越える。重要なのは、いつ乗り越えるか、乗り越えた後にいかに発展していくかだ。我々は、改革?発展?安定の関係をうまく処理し、安定成長?構(gòu)造調(diào)整?民生改善?改革促進のバランスをとり、中國経済の安定的?長期的な発展を?qū)g現(xiàn)する自信がある」と語った。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-3680