2016年に入って早々、英國のハモンド外相が訪中した。ハモンド外相にとっては今年初の外遊であり、習(xí)近平國家主席による昨年10月の公式訪英後、英國から訪中した最高レベルの閣僚でもある。今回の訪中は、昨年の習(xí)主席による訪英時に両國首脳が合意した「21世紀志向のグローバル包括的戦略パートナーシップの構(gòu)築に関する中英共同宣言」を?qū)g行に移すものだ。(文:沈丁立?復(fù)旦大學(xué)國際問題研究院副院長。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載)
グローバル包括的戦略パートナーシップは、両國関係の格上げだ。この格上げは、世界の重大な問題に対して雙方が緊密な協(xié)議を継続し、一致した聲を上げ、共同で対応することなどに際立って體現(xiàn)される。ハモンド外相の訪中時、中英は國連安保理の両常任理事國として、シリア問題について共同聲明を発表した。これは中國の國際的責任感の體現(xiàn)であり、中英両大國が世界的問題について共通の立場を表明し、共同で責任を擔う新たな例証でもある。
中英はシリアの人々が自らの國の未來を決定し、國連は調(diào)停の主要ルートとしての役割を発揮すべきだと強調(diào)した。これを基礎(chǔ)に、中英は國際社會と協(xié)力してシリア內(nèi)戦の停戦を促進し、シリア問題の政治的解決を推進する。中英は今年2月のロンドン會議に共に出席し、シリア問題の國際人道支援策について話し合う。
中英の包括的戦略協(xié)力はグローバルレベルだけでなく、二國間、地域分野にも體現(xiàn)される。アジアインフラ投資銀行(AIIB)の設(shè)立式ならびに理事會?役員會発足大會が今月中旬に北京で開催される。英國は昨年、西側(cè)の大國として初めてAIIBへの參加を発表した。中英雙方が今後アジアインフラ投資の推進を目的とするこの多國間金融機関で數(shù)多くの協(xié)力を行うのは確実であり、中國側(cè)は英國がAIIBの設(shè)立と発展のプロセスにおいて積極的役割を発揮することを歓迎する。
中英包括的協(xié)力の目的は、結(jié)局は両國民に貢獻することだ。昨年の共同宣言を?qū)g行するため、雙方は両國の発展戦略を連結(jié)しなければならない。中國の王毅外交部長(外相)とハモンド外相は會談で、「三大連結(jié)」を重點的に検討した。すなわち「一帯一路(1ベルト、1ロード)」と英側(cè)のインフラ整備?高度化計畫の連結(jié)、「メイド?イン?チャイナ2025」と「メイド?イン?イギリス2050戦略」の連結(jié)、「長江経済ベルト」と「イングランド北方経済センター協(xié)力」の連結(jié)であり、両國の協(xié)力の潛在力を十分に解き放ち、互恵?ウィンウィンを?qū)g現(xiàn)することだ。
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