季氏にとっての「優(yōu)れたデザイン」とは、人間と空間とのマッチングであり、このようなコンセプトは、彼が中國伝統(tǒng)文化を熟知し、それを継承していることから來ている。彼が以前、上海にある5つ星ホテルのために構想を練った「中國生活」では、各階の配置から客室の構造に至るまで、「中國式個人住宅」のデザインデザインが取り入れられた。デザインに対する彼のインスピレーションは、中國の伝統(tǒng)的な住宅様式?四合院に対する綿密な観察と思考から生まれたという。このような伝統(tǒng)的な建築様式から構築された家族関係に思いを馳せた彼は、客室から人々が何かを感じ取れるような部屋をデザインしようと決心した。ホテルの客室デザインを細かく見ると、「天窓」など中國建築の伝統(tǒng)的要素が盛り込まれていることが容易に見て取れる。
コンセプトにおける中國文化と西洋文化の融合以外に、中國系デザイナーは、東洋と西洋の素材上での最高の組み合わせにトライした。中國系寶飾デザイナーの羅啓妍氏は、メノウ、玉石、琥珀、真珠など東洋の素材をアクセサリの全體デザインに取り入れ、カラフルな寶石をアクセサリデザインの中心に據(jù)えるやり方を最初に提唱した。作品に使われている「ストーン(石)」は、一粒ずつを見てもどうということはないが、前漢時代や戦國時代の産物であるかもしれないことから、アクセサリとしての風格を大いに引き上げ、東洋?西洋両方の政治界?ビジネス界で一世を風靡した。
生き生きと躍動する「東洋の美」は、獨特の雰囲気と古代と現(xiàn)代の魅力を合わせ持つことから、次第に國際デザイン界の寵児となりつつある。近い將來、中國系デザイナーがリードする中國文化と西洋文化を結び付けたデザインが、ファッション界の「臺風の目」となるかもしれない。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年1月15日
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