陝西省西安市の第四軍醫(yī)大學唐都病院で早朝の靜けさを破るような泣き聲が上がった。12年間眠っていた受精卵が解凍を経て、女性のお腹に移され赤ちゃんが誕生したのだ。人民日報が報じた。

2003年、卵管閉塞と多嚢胞性卵巣癥候群を患ったこの女性は、同病院の生殖醫(yī)學センターで體外受精を受けた。

同年8月、醫(yī)師のサポートの下、12個の受精卵取り出しに成功し、同女性は翌04年5月に待望の第一子となる男児を出産した。その後、受精卵7個が氷點下196度の液體窒素の中で冷凍保存された。

15年になり、「2人っ子政策」の全面的実施により、同女性は夫と共に同病院を訪れ、2人目の出産を希望した。

技術(shù)がグレードアップしているため、解凍の過程における胚培養(yǎng)液は、當時に使用されていたものとは全く異なっていた。そのため、同センターの王暁紅センター長はチームを率いて、冷凍技術(shù)に適合する特殊な胚培養(yǎng)液を製作し、受精卵3個をよみがえらせるのに成功した。

解凍や培養(yǎng)を経て、女性のお腹に移された受精卵は順調(diào)に著床。昨年7月のエコー検査で、胎児の心拍が確認された。そして38週を経て最近、赤ちゃんが無事誕生した。

生殖補助醫(yī)療技術(shù)が向上し、生命の奇跡が生み出された。同赤ちゃんは、中國では冷凍保存期間が最も長い受精卵による試験管ベイビーとなった。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年3月23日