習近平國家主席は3月31日と4月1日、米國の首都ワシントンで開催される第4回核安全保障サミットに出席する。その間、オバマ大統(tǒng)領と會談する。両國元首の會談は今年初であり、肝要な時期にある中米関係の推進にとって鍵を握る意義を持つ。(文:阮宗沢?本紙?zhí)丶s論説員、中國國際問題研究院常務副院長。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載)
どのようにして両國協(xié)力のアップグレード版を描き、より安心できる中米関係を構築するか。中米はテロ対策、気候変動、國際紛爭、世界経済ガバナンス、持続可能な開発などの分野でより高いレベルの、より広範囲な協(xié)力を展開する必要がある。
現(xiàn)在米國では大統(tǒng)領選挙が激しさを増しており、中米関係は再び試されることとなる。こうした時期には特に妨害に警戒し、リスクを減らし、小事にこだわり大事を失わないようにする必要がある。先日、戴秉國氏はキッシンジャー氏との対話で「米國は中國を失ってから後悔しても後の祭りだ。中米両國はこのいわゆる『トゥキディデスの罠』を手を攜えて乗り越え、新たな歴史を創(chuàng)造し、新たな道を歩み出すべきだし、その自信と能力と知恵が完全にある」と強調した。キッシンジャー氏は「將來の中米両國は敵対國ではなく協(xié)力パートナーであるべきだ」と指摘した。
米國は自信のある中國に適応する方法を學ぶ必要があるし、中國もいかにして自信のある大國になるかを學んでいる。この自信は一層の責任を擔うことを意味している。
まず、中國が國際公共財を提供することは責任を分擔し、米國の圧力を減らす助けになる。米國には中米関係について、中國の積極的、主導的な外交が國際問題での米國の主導権を弱めることを懸念したり、中國が新たな道を切り開き、規(guī)則を定め、勢力を築くことを懸念する聲がある。このような懸念には多分に想像が含まれる。中國が國際問題に積極的に関與し、イニシアティブを打ち出し、獻策するのは、まさに建設的に責任を擔っているのであり、便乗しているのではない。中國は現(xiàn)行の秩序から利益を得ると同時に、國際秩序をいかに改善するかという國際的な期待に直面している。事実が証明するように、中米は協(xié)力すれば大きな事を行える。近年、イラン核合意から気候変動まで、公平、協(xié)力、ウィンウィンの國際核安全保障體制の構築から世界経済ガバナンスまで、中米協(xié)力はめざましい成果を挙げてきた。
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