毎年、必ず何本かの日本ドラマや韓國ドラマが國境を越えて中國でもヒットしている。近年、日本ドラマや韓國ドラマの動(dòng)向や変化が、中國の業(yè)界が注目する話題となっている。今年の上海テレビ祭のフォーラムでは、「東京ラブストーリー」の腳本を擔(dān)當(dāng)した坂元裕二さんが、長年の創(chuàng)作活動(dòng)を振り返り、作品に対する思いなどを語った。文匯報(bào)が報(bào)じた。
「東京ラブストーリー」
1990年代初め、ドラマ「東京ラブストーリー」が中國全土で一世を風(fēng)靡。日本ドラマ人気のきっかけとなった。今回、初の中國訪問となった坂元さんは「これまでずっと、僕が作品の絶対的な主導(dǎo)権を握って來た。10年以上、腳本を書く計(jì)畫は全て自分で立て、製作會(huì)社が僕のプランを受け入れてくれなかったら、別の製作會(huì)社を探した」とし、テーマや內(nèi)容のチョイスに関して、「僕の作品は、自分の好みと視聴者の好みが半分ずつ。僕は若者に合わせることはしない。なぜなら、そうすると逆に若者の反感を買うから」と語った。
中國でも「東京ラブストーリー」が大ヒットしたことに関して、坂元さんは、「『東京ラブストーリー』が中國でこれほど大きな影響力を有していることを、僕自身も最近知った」と意外だったことを語った。そして、「このドラマは漫畫を原作としており、ドラマと比べると、原作のほうが戀愛における孤獨(dú)感やあきらめモードが濃い。當(dāng)時(shí)、この腳本を書いた時(shí)、僕はまだ22歳で、戀愛に対するあこがれや夢に満ちていた。そのため、戀愛に対する期待を作品に盛り込んだ。笑顔が愛らしく、超一途な赤名リカが『伝説』にさえなった。しかし、漫畫の中では、赤名リカはそんなにパーフェクトではない。原作における設(shè)定を飛び越えて、演じた女優(yōu)の鈴木保奈美の外見の特徴に基づいて、赤名リカの性格を設(shè)定しなおしたからだ」とした。
中國では多くの人が「東京ラブストーリー」を日本の戀愛ドラマの代表作と見なしているが、この約20年の間に、日本の戀愛ドラマはどのように変化したかとの質(zhì)問には、坂元さんは、「純愛ドラマは日本のテレビではほとんど見られなくなった。一方で、結(jié)婚しない人や離婚など、社會(huì)における話題がドラマに盛り込まれるようになった」との見方を示した。坂元さんが腳本を手掛けた「最高の離婚」と「東京ラブストーリー」を比べると、日本の戀愛ドラマの內(nèi)容がどのように変化しているかがよく分かる。
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