中車時代電気公司が11日に発表した情報(bào)によると、中國初の「リニアメトロ（永久磁石地下鉄）」が長沙地下鉄1號線で、正式に乗客をのせ運(yùn)行を開始した。これは中國初の、旅客輸送資格を持つ國産化された「リニアメトロ」で、中國都市部レール交通の「永久磁石の時代」を切り開いた。新華社が伝えた。

この中國國産の永久磁石けん引システムを搭載した地下鉄車両は、長沙市レール交通集団、中車株洲電力機(jī)車有限公司、中車時代電気公司が共同開発した。中國都市レール交通協(xié)會技術(shù)裝備専業(yè)委員會の審査を経て、旅客輸送が認(rèn)められた。これは中國が獨(dú)自に開発した永久磁石けん引技術(shù)が、初めて地下鉄で実用化されたことを意味する。

中車時代電気公司の技術(shù)専門家によると、永久磁石けん引システム列車のモーターは、一般的な地下鉄よりも効率的で、出力密度が高く、総合的な省エネ効果が30％に達(dá)する。長沙地下鉄を例とすると、永久磁石けん引システムを採用した場合、毎年550萬元（1元は約15.36円）の電気料金を節(jié)約できる。また永久磁石けん引システムはリサイクルの効率が高く、送電網(wǎng)に戻る電力が多い。これを十分に吸収?活用できれば、総合的な省エネ効果がより向上する。

効果的で省エネ、軽量で全運(yùn)行期間中のコストが低いといった特長で、永久磁石けん引システムは次世代のレール交通列車けん引システムとされている。アルストム、ボンバルディアなど世界大手が生産するレール交通永久磁石列車は、すでにフランスや日本などで実用化に成功している。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年8月12日