2016年グローバルM&A（合併買収）フォーラムがこのほど福建省廈門（アモイ）市で開催され、プライスウォーターハウスクーパース（PwC）と中國株式投資基金協(xié)會(huì)が2016年度の「グローバルM&A市場年度研究報(bào)告」を共同発表した。新華社が伝えた。

同報(bào)告によると、16年上半期の中國企業(yè)による海外M&Aの取引金額は前年同期に比べて3倍近く増加して1340億ドル（約13兆7417億円）に達(dá)し、過去2年間の同取引金額の合計(jì)を上回った。

投資先の産業(yè)をみると、ハイテク、大消費(fèi)、メディア、娯楽産業(yè)が大量の資金を吸収しており、その主な原因の一つとして、海外企業(yè)が中國の新興の中所得層と消費(fèi)文化に期待を寄せていることがある。

M&Aの目的地をみると、北米地域と歐州の先進(jìn)國が先進(jìn)的な技術(shù)、プラットフォーム、ブランドや成熟した消費(fèi)層を備えるため、中國企業(yè)の海外M&Aにおける第一の選択肢になっている。

プライスウォーターハウスクーパース（深セン）有限公司企業(yè)合併買収部門の李俊偉パートナーは研究報(bào)告の発表會(huì)で、「中國企業(yè)の海外M&Aには新たな流れが出てきている。民間企業(yè)が徐々にM&Aの主體になるという流れだ。民間企業(yè)の海外M&Aは數(shù)量の上で大幅増加を達(dá)成しただけでなく、金額の上でも一定のレベルに達(dá)した」と述べた。

また李パートナーは、「今年上半期の狀況をみると、中國企業(yè)の海外M&Aの動(dòng)きは徐々に理性的になっている。多くの中國企業(yè)が海外訪問や海外視察に際し、より成熟した検討を重ねるようになった。技術(shù)だけでなく、ブランドや文化といった無形資産も検討するようになり、自社の発展理念と合致した海外企業(yè)を探してこれを合併買収するようになっている」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年9月12日