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2016年8月17日  
 

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8月15日、日本は過去を思い起こせ

人民網(wǎng)日本語版 2016年08月17日15:20

週刊!深読み『ニッポン』

一昨日は8月15日だった。毎年この日、またはこの日の前後には、日本政界の右翼保守政治屋がA級戦犯を祀る靖國神社を「敬虔に」「參拝」する。今年も自ずと例外ではなかった。これについて、人民網(wǎng)は中國社會科學院日本研究所の厖中鵬副研究員に話を聞いた。厖氏の指摘は次の通り。(文:厖中鵬?中國社會科學院日本研究所副研究員)

このような特別な日に、日本の安倍晉三首相は形を変えた間接的方法で靖國神社を「參拝」した。8月15日午前、自民黨総裁特別補佐の西村康稔氏が靖國神社で安倍氏に代わり「玉串料」を納めた。日本の超黨派議員連盟「みんなで靖國神社に參拝する國會議員の會」は15日午前に靖國神社を集団で參拝した。自民黨、民進黨、大阪維新の會など衆(zhòng)參両院の議員約70人だった。高市早苗総務相と丸川珠代五輪相は同日午後にそれぞれ靖國神社を參拝した。自民黨の小泉進次郎農(nóng)林部會長は15日午前に參拝し、今村雅弘復興相は11日に參拝。山本有二農(nóng)相は6日に參拝したことを明らかにした。

特に考えさせられるのは、安倍氏が15日に東京で開催された「全國戦沒者追悼式」で、いわゆる「戦爭の悲劇を決して繰り返さない」と強調(diào)する一方で、2013年以降の3回の式辭と同様、歴代首相のようにアジアに対する加害と反省を表明することはなかったことだ。安倍氏は式辭で「歴史と謙虛に向き合い、世界の平和と繁栄に貢獻する」としぶしぶ指摘したが、過去3回の式辭同様、「不戦の誓い」というキーワードは使用しなかった。

安倍氏はA級戦犯を祀る靖國神社を「形を変えて參拝」する一方で、8月15日の式辭で非常に曖昧に第2次大戦の侵略戦爭を回避した。これは言わずとも明らかであり、深い意味がある。

まずこれは、憲法改正と新安保法の真の実施を推し進める安倍氏の企てを示している。今年の8月15日の式辭は參院選を経て改憲勢力が3分の2の議席を掌握し、安保法が正式に施行され、改憲の議論と軍拡?戦爭準備が加速し、第2次大戦後の平和的発展路線が試練を受ける中で発表されたものだ。安倍氏の最終目的は依然改憲という「大業(yè)」を成し遂げ、日本が自由に軍事力を使って海外で様々な軍事任務を遂行できるよう憲法上の障害を取り除くことだ。このため今年の8月15日の式辭は定例の年次式辭ではあるが、安倍氏の真意がうかがえる。8月15日という日は避けられず、この日に多少の表明をしなければならない。だが各方面の利益のバランスも取らなければならない。戦沒者の遺族と子孫の心情に配慮すると同時に、右翼保守勢力の利益に反することもできない。このため安倍氏は式辭で「戦爭の悲劇を繰り返さない」と述べると同時に、「アジアに対する加害と反省」「不戦の誓い」といった重要な言葉は故意に避けた。実のところ、安倍氏は「戦爭の悲劇を繰り返さない」と述べたが、この「戦爭」は一體どういう意味の「戦爭」を指すのか?「侵略戦爭」なのかどうか?安倍氏は「言明」しなかったし、そうしようともしなかった。


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