8月15日は、日本が無條件降伏を宣言した日で、中國にとっては抗日戦爭勝利71周年記念日だ。「神戸南京心連心會」の第20回訪中団40人がこの日、侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館を訪問し、平和集會に參加した。平和公園にある女の子の銅像の前に花を供え、南京大虐殺の犠牲者30萬人を悼み、黙禱をささげたほか、世界平和を祈願した。中國江蘇網(wǎng)が報じた。
侵略の歴史を知って考え方が変わった日本人
筆者は訪中団の一人である上島琢哉さんに目を引かれた。80歳を過ぎた上島さんは頭が白く、杖をついて歩かなければならないにもかかわらず、厳しい暑さの中、記念館を訪れた?!府?dāng)時、私は九州に住んでいた。朝早くに、天皇がラジオで何かを発表すると聞いた。天皇は徹底的に戦い、絶対に後退してはならないと國民に呼び掛ける、といったようなたくさんの噂が流れていた。それがまさか日本の降伏の発表とは誰も予想していなかったので、みんな非常に驚いた」と上島さん。
また、「當(dāng)時、まだ小さかったので、何が起きているのか分からなかったが、こらえきれず涙が流れた。敗戦に対する直感的な気持ちで、すぐには気持ちの整理がつかないため泣いたのだろう。でも、後から自分の考え方が大きく変わった」とし、その理由に関して、「勉強(qiáng)の時に、日本が當(dāng)時本當(dāng)に中國を侵略したというアジアの歴史資料を読み、考え方が少しずつ変わり、以前の考え方は間違っていたことに気付くようになった。今日ここに來たのは、犠牲者に対するお詫びの気持ちを表すと同時に、世界平和を祈願するため」と語った。
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