このほど「中國人の一般的な米の炊き方は、大量のヒ素摂取を引き起こす」と題した記事が、人々の注目を集めている。記事は英メディアの報道として、コメ及びコメ製品を研究する北アイルランドの學者がテレビ番組で実験を行ったところ、人々の一般的なコメの炊き方でヒ素という人體有害物質(zhì)がコメの中に殘留する結(jié)果になったと伝えた。學者はまずコメを一晩中水に浸しておき、翌日に水を捨てて炊くよう提案した。こうすればコメのヒ素殘留物が大幅に減少するというのだ。人民網(wǎng)が伝えた。
浙江大學生物システム工學?食品科學學院の食品科學を?qū)熼Tとする沈立栄教授は「中國は1994年に、ヒ素含有量の規(guī)定を、コメという食物まで細分化した。しかし當時の條件的な制限により、その基準は1000グラム當たり0.7ミリグラム未満とされた。2014年になると、國際食品規(guī)格委員會はジュネーブで、これを0.2ミリグラム未満とする國際基準を設(shè)定した。この基準は中國を代表とするチームが起草し、設(shè)定されたものだ。中國が初めて食品安全國家基準を、國際基準に転化したことを意味する」と述べた。
沈氏はネット上で伝わっている実験について「ヒ素含有量の制御は、主に環(huán)境制御と品質(zhì)検査が頼みだ。炊き方や條件により大きく左右されることはない。また水に浸しすぎたコメは栄養(yǎng)価が失われ、コメが変質(zhì)する問題が出るため、コメを炊く時は、何度か水を交換して研ぐだけでよい。浸す時間は30分を超えないことが望ましい」と指摘した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年3月6日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn