29日午後9時(shí)ごろ、青島市北支局大港派出所110番対応擔(dān)當(dāng)の胡玉金警官と楊濤補(bǔ)佐警官は、冠県路51番の道端に橫たわっている人がいるとの通報(bào)を受けた。警官はただちに車で現(xiàn)場に急行し、通報(bào)があった場所の周辺を捜索したところ、スーパ―の店內(nèi)に不安そうな顔つきをした外國人がいるのを見つけた。警察に通報(bào)した市民は、「この外國人男性は、ついさっきまで道路に橫たわっていた。全身から酒の匂いがぷんぷんと漂っていた。寢転んでから約5分後、自分で立ち上がり、あたりをうろうろとし始めた」と話した。斉魯晩報(bào)が伝えた。
楊濤補(bǔ)佐警官は、英語でこの外國人男性に狀況を?qū)い亭郡?、この男性は、「Russia、Russia???」とひたすら呟くだけだった。このような狀況から警官は、この男性は道に迷ったロシア船の乗組員であろうと判斷した。そして、身振り手振りでコミュニケーションを取り、この男性をパトカーに乗せ、港務(wù)局の埠頭に入り、彼が乗っている船を探し始めた。あちこち尋ね回ったが、彼の船に関する情報(bào)は得られず、男性の不安と焦りはますます大きくなった。この時(shí)、警官は遠(yuǎn)くを歩く2人の外國人を見つけた。彼らの容貌はこの男性とよく似ていたため、2人も外國人船員である可能性が高いと思い、彼らに近づいて話しかけた。幸運(yùn)なことに、このうちの1人の外國人男性は、簡単な中國語會話ができ、自分もロシアの船員だと話した。警官は、迷子になった男性と意思疎通を図れるよう、2人に協(xié)力を依頼した。
その10數(shù)分後、警官はようやく狀況を把握した。道に迷った男性はやはりロシア人で、鉱石運(yùn)搬船の船員という。青島港に著き、積み荷を降ろす作業(yè)を終えた後、青島の海鮮とビールが非常に美味であるという評判を耳にした。そこで、一人で飲み屋街を訪れ、なんと5時(shí)間で3リットル入りのビール樽を5本空けたという。埠頭に戻る途中で、少し飲み過ぎた思い、道端で橫になった。しばらくして起き上がってから、自分が道に迷ったことに気がついたという。
このような狀況が明らかになった後、協(xié)力してくれた2人のロシア人船員が、「自分たちは青島には何度も訪れていて現(xiàn)地の狀況に詳しいので、この『迷子』の同郷者を彼の船まで送り屆けましょう」と警官に申し出た。意思疎通が十分にできたおかげで、警官は速やかに迷子のロシア人船員を船まで連れていくことができた。船に戻る前に、3人のロシア人船員たちは警官に感謝の意を示した。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年3月31日
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