輸出入の調(diào)整がうまくいかず、日本の貿(mào)易赤字が一層際立つようになっている。しかし、日本財務(wù)省が20日に発表した3月と2016年度の貿(mào)易統(tǒng)計(速報値)によると、3月の輸出は予想を大幅に上回る伸びを見せ、ここ2年で最も強い伸びを見せた。環(huán)球時報が報じた。
「日本経済新聞」は、「日本の貿(mào)易収支が黒字になったのは、原油の輸入価格が下降し、液化天然ガスなどの輸入額も大幅に下降したことが主な原因」と分析している。「朝日新聞」は、「世界経済の回復(fù)を受け、日本の輸出は良い兆候を見せ、日本の経済は回復(fù)基調(diào)にあることを示唆している。円高により、日本の輸入額が減少したことも貿(mào)易が赤字から黒字に転じた原因の一つ」との見方を示している。
2月の対中國の輸出額は、中國は春節(jié)(舊正月、今年は1月28日)に合わせた大型連休後の反作用で増加したため、3月はそれが減少すると予測されていたものの、蓋を開けてみると過去2番目に高い水準(zhǔn)だった。3月の日本の対中國輸出は1兆2995億円(16.4%増)で、5カ月連続の増加となった。うち、自動車の部分品や電子回路などの機器の輸出額が40%増となった。一方、対米輸出は前年同期比わずか3.5%増、対歐州輸出も同比わずか1.4%増にとどまった。それでも、調(diào)整後の3月の日本の貿(mào)易収支は5000億円の赤字で、2月の5000億の黒字とは雲(yún)泥の差、ここ14カ月で最低だった。統(tǒng)計によると、貿(mào)易収支が赤字から黒字に転じたのは、主に春節(jié)期間中の中國の強い購買欲が消えたことと関係がある。ロイター通信は、「世界経済が成長のエネルギーを得るにつれ、日本の輸出も引き続き伸びる」と予測している。
中國は日本の最大の貿(mào)易パートナーで、日本が中國に輸出している主な商品は、鋼鉄や自動車の部品、科學(xué)光學(xué)機械、有機化合物など。一方、中國から輸入している主な商品は、衣料品や半導(dǎo)體などの電子部品。日本の投資情報誌「會社四季報」のサイトは、「日本の対中國輸出が増加していることは中國経済が発展し、日本経済の発展を牽引していることを示唆している」との見方を示している。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年4月22日
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