毎年5月1日の「メーデー」3連休前後は、上半期の旅行ピークであり、それは今年も例外ではない。同程旅游はこのほど「2017メーデー3連休市民旅行消費(fèi)傾向レポート」を発表した。そこには、「メーデー」期間中に中國(guó)の景勝區(qū)や周辺國(guó)へ旅行する人數(shù)が、清明節(jié)（先祖を祭る中國(guó)の伝統(tǒng)的な祭日、今年は4月4日）の連休の2.63倍になると予測(cè)されている。國(guó)內(nèi)外へ旅行する人數(shù)は、清明節(jié)に比べ大幅に増加すると見込まれている。中國(guó)青年報(bào)が伝えた。

同程旅游が提供したサンプリング調(diào)査のデータによると、近場(chǎng)旅行が依然最も人気の高い旅行タイプで半數(shù)近くを占める?！搁L(zhǎng)期休暇は遠(yuǎn)出、短期休暇は近場(chǎng)」と言う旅行消費(fèi)者行動(dòng)に沿っている。しかし、「有給を使って連休を延長(zhǎng)する」かたちで遠(yuǎn)出する消費(fèi)者も少なくない。こうした消費(fèi)者が「メーデー」期間の中國(guó)國(guó)內(nèi)での遠(yuǎn)い場(chǎng)所への旅行や海外旅行市場(chǎng)を支えている。旅行スタイルもその宿泊施設(shè)や、消費(fèi)スタイル、楽しみ方といった面で新たな傾向が生じている。民泊など正規(guī)ホテル以外のニーズが高まり、マイカー旅行の人気も継続的に上昇している。

攜程旅遊（Ctrip）が明らかにしたところによると、今年の「メーデー」は、海南省三亜市、福建省廈門（アモイ）市、広西チワン族自治區(qū)桂林市、北京市等が人気の中國(guó)國(guó)內(nèi)の旅行先ランキング上位となっている。また、海外の旅行先では、東南アジア地域及び日本旅行を選ぶ旅行者が最も多かった。海外旅行ツアー行き先1位はタイのバンコク、プーケットは、中國(guó)人観光客から最も人気の高い海外自由旅行の目的地となっている。

第二、三線都市のホテルは國(guó)內(nèi)旅行客の予約でいっぱいに

攜程旅遊提供のデータによると、今年の「メーデー」は中國(guó)國(guó)內(nèi)を旅行する人數(shù)がより多いようで、「広東省広州市へ個(gè)人旅行する人數(shù)は前年と比べ300％以上増加している。また、北京へ個(gè)人旅行する人數(shù)も前年の162％増、海南省三亜市や陝西省西安市や浙江省杭州市など第二、三線都市に旅行する人數(shù)は去年の倍以上増加している」としている。

攜程旅遊提供のデータを分析すると、4月28日から5月2日までの期間中、中國(guó)國(guó)內(nèi)の第二、三線都市のホテル予約數(shù)が非常に速いスピードで一気に増加しているとしている。同関係者は、「1週間前の予約量と比較すると、約2-3倍増加しており、観光客のニーズが非常に高まっている。ここ2年間では最も高い數(shù)値と言える」としている。

ホテル選びに関しては、ホテルが提供する良好なサービス體験から、4つ星から5つ星のラグジュアリーホテルを選択する國(guó)內(nèi)旅行者が最も多い。北京市、上海市、広州市を訪れる國(guó)內(nèi)旅行者も同様に、ラグジュアリーホテルの選択がトップとなっており、また、第二、三線都市を訪れる國(guó)內(nèi)旅行者のうち、38％の人がラグジュアリーホテルを選択している。同データでは、「3年前まではラグジュアリーホテルを選択する人の割合が20％以下だったのと比べると、第二、三線都市の観光客の宿泊施設(shè)に対する要求が明らかに高まりをみせている」と分析した。（編集TK）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年4月28日