▽産業(yè)再生機構(gòu)を設(shè)立してゾンビ企業(yè)を処理

70年代から80年代にかけて、日本の鉄鋼産業(yè)や金屬精錬産業(yè)は生産能力の過剰、設(shè)備の過剰といった深刻な問題を抱えていた。國內(nèi)の鋼材ニーズが減少し、企業(yè)の収益も減少した一方で、生産のコストは急上昇し、日本の鉄鋼企業(yè)はゾンビ企業(yè)に陥る危機の中にあった。當時、日本政府は産業(yè)政策を運用して過剰生産能力を削減すると同時に、海外に生産能力を移転するという方法を採用して、産業(yè)のバージョンアップ?モデル転換を促進した。生産能力の國際市場間の移転を通じて、ゾンビ企業(yè)の経営の苦境が緩和され、企業(yè)は販売市場が拡大し、さらに國と地域との間での地域協(xié)力が促進され、生産技術(shù)の國際市場における拡散が実現(xiàn)した。新日鐵と寶鋼の協(xié)力は生産能力の海外移転とゾンビ企業(yè)問題の解決における成功事例だ。

90年代の中後期になると、日本は緩和を基調(diào)とした金融政策と通貨政策を打ち出したが、ゾンビ企業(yè)とそこから生じる問題はまだそれほど重視されていなかった。この間、日本政府は財政資金を大量に投入し、低金利で緩和を基調(diào)とした金融環(huán)境を提供したが、これがかえってゾンビ企業(yè)発生の土壌を生み出し、ゾンビ企業(yè)の発生と蔓延を後押しすることになった。

日本政府は01年になってやっとゾンビ企業(yè)問題の解決に著手した。問題解決のカギは銀行がゾンビ企業(yè)に引き続き貸出を行うのを阻止することにある。銀行と企業(yè)が自らこうした問題を解決するのは非常に困難であり、第三者機関の設(shè)立が急務(wù)とされた。銀行部門の不良債権問題を解決し、ゾンビ企業(yè)の數(shù)を減らし、日本の産業(yè)の活力を回復(fù)させるため、日本は03年に「株式會社産業(yè)再生機構(gòu)法」を公布し、産業(yè)再生機構(gòu)を設(shè)立し、まだ力のあるゾンビ企業(yè)が財務(wù)面の苦境から抜け出し、企業(yè)経営の「再生」を達成することをバックアップするようになった。

産業(yè)再生機構(gòu)は政府が主導(dǎo)して設(shè)立したもので、主要株主は預(yù)金保険機構(gòu)や農(nóng)林水産業(yè)の共同組合など國の政策金融機関で多く構(gòu)成されている。また産業(yè)再生機構(gòu)が企業(yè)を支援する際には所管大臣の審査認可が必要であり、政府主導(dǎo)の色合いが濃いといえる。銀行の不良債権処理と企業(yè)の経営活動の再建が産業(yè)再生機構(gòu)の主要任務(wù)だ。産業(yè)再生機構(gòu)による債権購入を保証するため、政府は総額10兆円の保証金を提供した。