日本の版畫作家?橋口五葉(1880-1921)の作品「化粧の女」。
現(xiàn)代まで伝わる日本の近代浮世絵の名作116點(diǎn)が1日、山東博物館にその姿を現(xiàn)した。浮世絵の近代化、復(fù)興を目指して作られた「新版畫」の名作が中國にやって來るのは、これが初となる。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
同作品展では「郷愁」をテーマとして、新版畫を通して中國人の人々に日本近代の風(fēng)土や人情を伝える。作品116點(diǎn)には、橋口五葉、伊東深水、川瀬巴水、吉田博などの新版畫の名畫家の作品が含まれる。
山口県の村岡嗣政知事は、「日本の木版畫は6世紀(jì)中期に中國から伝わり、徐々に日本で流行していった。しかし、明治以降、浮世絵は機(jī)械文明の発達(dá)によって衰退の一途を辿っていった。そこで、多くの畫家たちが浮世絵の版畫技術(shù)を継承しようと志を立て、伝統(tǒng)工蕓の基礎(chǔ)に近代で流行していた要素を加え、新たな時(shí)代の版畫蕓術(shù)を生み出した。今回山東省で展示する作品は、現(xiàn)代まで伝わる日本の新版畫蕓術(shù)の名作」と話した。
今年は山東省と山口県が友好協(xié)定締結(jié)してから35周年にあたる。村岡知事は、「山東省と山口県はこれまでずっと展覧會(huì)で絆を結(jié)び、文化蕓術(shù)分野での交流や協(xié)力を行ってきた。今回の作品展を通して、文化蕓術(shù)分野における相互理解が深まり、その友誼がこれからの世代にも伝えられていくことを願(yuàn)っている」とその思いを語った。
山東省人民代表大會(huì)の溫孚江?副主任は、「山東省は文化の省で、儒教文化発祥の地でもある。山東省と日本は古くから文化の面で交流が密接で、山口県は山東省と友好関係を結(jié)んだ最初の外國の友好都市。35年間にわたって、経済貿(mào)易、文化、観光、教育などの分野で深い交流を行っている。特に山東博物館と山口県美術(shù)館などの機(jī)関は1986年から文化財(cái)や蕓術(shù)品をテーマとした展覧會(huì)を開催し続けており、その相互理解や友誼を促進(jìn)させ続けている」と説明した。(編集YK)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年6月5日
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