高速鉄道西九龍駅の模型(撮影:王暁霞)
〇開通後、香港-北京の所要時間はわずか10時間に
香港高速鉄道は、香港特區(qū)政府が出資し、香港鉄路有限公司(港鉄公司)がプロジェクト設(shè)計?敷設(shè)?テスト?試運転を請け負っている。敷設(shè)工事は2010年1月にスタートし、2017年3月の時點で全體の90%が完成している。陳処長は、「2018年第3四半期までの開業(yè)を目標(biāo)としている」と話した。
港鉄公司プロジェクト発展擔(dān)當(dāng)マネージャーの林衛(wèi)華氏は、「高速鉄道は、西九龍駅を出発後北に向かい、わずか14分で福田駅に、23分で深セン北駅に、そして48分で広州南駅に到著する。そのまま北に走り、北京には約10時間で到著する見込みだ。現(xiàn)在は、香港地區(qū)から広州に行くのに、最低2時間はかかる。高速鉄道の開通により、所要時間が大幅に短縮される」と説明した。
〇ランドマークとなる鉄道駅 地下空間を存分に活用
広深港高速鉄道で香港地區(qū)に設(shè)けられる駅は、西九龍駅だけだ。林衛(wèi)華氏は、「西九龍駅の専有面積は、サッカー場15個分に相當(dāng)する11ヘクタールに達し、建築総面積は約38萬平方メートルの地下駅となる」と紹介した。
陳処長は、「西九龍駅の設(shè)計上の特徴として、地下空間を可能な限り利用している點が挙げられる」と指摘、以下の通り続けた。
「駅は地下4階構(gòu)造で、ガラス製のカーテンウォールが備え付けられ、自然光を可能な限り採り入れ、環(huán)境に優(yōu)しい設(shè)計となる。また、駅付近にある道路は、駅舎の建設(shè)と同時に地中に埋設(shè)される。道路埋設(shè)工事によってより多くの地上空間が生まれ、市民の憩いの場として提供される」。
林衛(wèi)華氏は、「西九龍駅を基點として半徑5キロメートルの圏內(nèi)をイメージした場合、駅が円の中心となり、商業(yè)?ショッピング?ホテル?居住エリアが周辺に位置し、高速鉄道利用客の重要な出発?到著地となる。西九龍駅が西九龍エリアの交通中樞となり、乗客を中心とした鉄道駅を建設(shè)することを目標(biāo)としている。駅舎は西九龍のランドマークとなり、質(zhì)の高い緑に囲まれた憩いの場所を提供し、西九龍文化エリアとの同時発展を目指す」と話した。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年6月22日
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