日本の岸田文雄外相は17日、ニューヨークの國連本部で開かれた「持続可能な開発目標(biāo)（SDGs）」閣僚級會議で、教育など國連の公益事業(yè)を支援するため総額10億ドルを拠出すると表明した。米トランプ政権が國連への拠出を大幅に削減する中、日本が逆の行動をし、國連との協(xié)力関係を強化するのは、「國際貢獻」強化とともに「常任理事國入りの宿願」に著眼したものだと指摘される。環(huán)球時報が伝えた。

朝日新聞によると、日本は貧困削減、教育事業(yè)を引き続き支援することで、國際社會における肯定的イメージの確立、國連及びその機関との関係強化を期待している。國連人権理事會や國連の上級擔(dān)當(dāng)官、専門家が歴史問題や報道の自由などで日本を數(shù)回公に批判したことで、世論は騒然とし、日本政府は「反撃を余儀なくされた」。これにより日本と國連との関係に摩擦が生じた。日本の現(xiàn)在の國連外交もこの問題の解決を目指している。

中國社會科學(xué)院日本研究所の盧昊副研究員は18日、環(huán)球時報の取材に「國連外交に代表される『國際協(xié)調(diào)』は日本外交の三本柱の1つだ。日本は國連に対して、國際社會における政治的影響力の強化、『國際貢獻』を通じた國際的イメージの向上とソフトパワーの強化といった、明確な政治目標(biāo)を持っている。日本は國連など多國間體制內(nèi)で一層の権力を勝ち取るとともに、『常任理事國入りの宿願』を果たすことを期待している」と指摘?！竾Bに対する日本の態(tài)度には明確な『道具的理性』がある。日本が國連を支持するか否かは、自らの利益と立場を國連が支持するか否か次第だ。昨年、南京大虐殺文書の世界記憶遺産登録申請が成功すると、日本は一度分擔(dān)金支払を拒否するとユネスコを脅した。國連が歴史問題などで日本を公に批判すると、再び日本の不満と『反撃』を招いた。これによって國連に対する日本の本當(dāng)の態(tài)度が浮き彫りになった」とした。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年7月19日