李克強(qiáng)総理が近く日本を公式訪問し、第7回中日韓サミットに出席する。訪問を前に、中國の程永華駐日大使が「締約の初心を銘記し、中日関係の長期安定的発展を推し進(jìn)める――李克強(qiáng)総理の訪日を前に」と題する文章を発表し、中日関係の改善?発展を一層推し進(jìn)めるよう呼びかけた。全文は以下の通り。新華社が伝えた。

安倍晉三首相の招待を受けて、李克強(qiáng)総理が5月8日から11日まで日本を公式訪問し、第7回中日韓サミットに出席する。中國総理の公式訪日は8年ぶりであり、中日韓サミットの開催も2年半ぶりだ。一層の中日関係の改善?発展の推進(jìn)、中日韓協(xié)力の深化、アジア太平洋地域の平和?安定?発展の促進(jìn)に対して重要な意義があり、計(jì)り知れない影響を及ぼす。

周知の原因により、中日関係は2011年以降曲折した回り道をし、互いの政治的相互信頼と現(xiàn)実的利益が深刻に損なわれ、両國民と國際社會(huì)は憂慮した。共同の努力を経て、中日雙方は2014年11月に4つの原則的共通認(rèn)識(shí)にいたり、中日間の4つの基本文書の定める原則的精神を踏まえて、歴史問題、領(lǐng)土問題を始め雙方が中日関係を適切に処理するうえで従わなければならない準(zhǔn)則を改めて明確にして、両國関係のために改めてルールを定め、改善のプロセスも開いた。昨年春以降、習(xí)近平國家主席による「一帯一路」國際協(xié)力サミットフォーラム期間の日本の二階俊博自民黨幹事長率いる日本側(cè)代表団との會(huì)見を契機(jī)に、雙方は一連の積極的な連動(dòng)を繰り広げ続け、両國関係の改善の勢いが明らかに強(qiáng)まった。日本國內(nèi)では対中関係改善を求める聲が日増しに増え、日本政府の対中政策にも積極的な変化が生じた。

中日平和友好條約締結(jié)から今年で40年になる。中日両國は地理的に隣り合い、経済的に補(bǔ)い合い、文化的に通じ合っている。正負(fù)両面の歴史の経験が証明するように、平和?友好?協(xié)力の堅(jiān)持が中日雙方にとって唯一の正しい選択であり、アジア諸國を始め國際社會(huì)も期待している。40年前、中日両國の上の世代の指導(dǎo)者の英明な決斷と各界の識(shí)者の後押しの下、雙方は平和友好條約の締結(jié)に成功し、中日平和友好という大きな方向を初めて法的形式で明確にした。新たな情勢の下、両國関係に対する中日平和友好條約の指導(dǎo)的意義はいよいよ明らかとなっている。中日両國は國情や制度の面で相違があり、両國関係発展の過程でも様々な溝がある。だが雙方が締約の初心と條約の精神を銘記し、中日間の4つの基本文書と4つの原則的共通認(rèn)識(shí)を遵守し、関係する約束をしっかりと誠実に守りさえすれば、両國関係は必ず正しい軌道に沿って引き続き改善され、発展する。

現(xiàn)在、各分野で中日間の交流?協(xié)力が著実に再開され、発展しつつある。昨年の二國間貿(mào)易額は3000億ドルの大臺(tái)に戻り、人的往來は初めて延べ1000萬人を突破した。國內(nèi)外の情勢の深い変化にともない、中日間の新たな共通利益が凝集し、増加し続けている。両國はアジアと世界の重要國であり、地域さらには世界の平和?発展を維持する責(zé)任を共に擔(dān)っている。雙方はチャンスを捉え、各分野の交流?協(xié)力を強(qiáng)化し、利益の融合を深め続けると同時(shí)に、手を攜えて協(xié)力し、アジアの繁栄?振興を先導(dǎo)する歴史的重任を積極的に擔(dān)うべきだ。こうした中、李克強(qiáng)総理が公式訪日し、中日韓サミットに出席することは、中日両國民にとって共に期待するに値する。すでに雙方は訪問の順調(diào)な成功を確保するために準(zhǔn)備作業(yè)を數(shù)多く行った?；イい闻Δ恰⒔窕丐卧L問が中日関係の正しい軌道への回帰、健全で安定した発展を必ずや後押しことを私は信じる。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年5月7日