世界で活躍する選手が揃っていた時期も、日本と世界ランキング上位の國の間には大きな実力差があった。それにもかかわらず、ワールドカップ開催前にはチームの狀態(tài)が全く上がらず、緊急で代表入りした選手もチームに完全に溶け込むことができていなかったため、日本代表に対する評価は非常に悪かった。また、火に油を注ぐかのように、岡崎慎司選手が4月の國際親善試合で右ふくらはぎを負(fù)傷した。
今回のワールドカップで、日本代表はアジア勢としては一番最後に初戦を迎えた。これまで、奇跡的にデンマークから3點を奪って勝利して以降、アジア勢はワールドカップ7連敗中だった。そのデンマークから勝利を奪ったのが日本で、2010年ワールドカップ南アフリカ大會のグループリーグの時のことだった。その時、日本はトップのオランダと共に決勝トーナメントに進(jìn)出した。
グループリーグ初戦の相手コロンビアと、日本代表はこれまでに何度か対戦したことがある。例えば、4年前のブラジル大會グループリーグで、日本が最後に対戦したのがコロンビアで、その時は1點を先制したものの、結(jié)局1-4で逆転負(fù)けを喫し、決勝トーナメント進(jìn)出の希望を完全に斷たれた。
そして、今回、ワールドカップの初戦で対戦することになったものの、日本代表が圧倒的に不利と予想されていた。日本のFIFAランキングは現(xiàn)在61位と、ここ10年で最も悪い。代表選手23人の平均年俸を見ても、日本103萬ポンド(1.5億円)、コロンビア189萬ポンド(2.7億円)と、大きな差がある。
それにもかかわらず、最後に笑ったのは、これまでの戦績を見ても、選手の実力を見ても圧倒的に不利だった日本代表だった。得點シーンを見ると、2點とも偶然の要素が存在するものの、試合全體を見ると、勝者にふさわしい戦いだった。特に、大迫勇也選手がヘディングでゴールを決めたシーンを見ると、ゴール前のしのぎ合いの中、絶妙のタイミングでジャンプしてコーナーキックに合わせており、文句なしのゴールとなった。
日本にとってコロンビアから奪った勝利は、歐州で開催されたワールドカップでの初勝利で、アジア勢が南米勢から奪った初の勝利ともなった。これまで、アジア勢は南米勢を相手にワールドカップで17度戦っていたものの、3分け14敗で未勝利だった。
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