河南省の考古調(diào)査隊は30日、河南省義馬市の開祥化工有限公司の工場內(nèi)(舊上石河村)で、春秋時代の土坑墓葬を21基、馬坑を6基発掘し、銅?陶?玉などの各種文化財が500點ほど出土したと発表した。新華社が伝えた。
発掘中の93號墓槨室內(nèi)で、考古調(diào)査隊は四鼎四簋のほか、銅方壺や銅盤などの青銅禮器を発見した。槨室の周囲と棺蓋板からは銅魚や石貝、陶珠など棺の裝飾が見つかった。これは今回の発掘で最高クラスの副葬品が最も豊富な墓となっている。
三門峽市文物考古研究所の楊海青研究員は、「これらの器物は三門峽虢國墓地から出土した器物の特徴と似ており、模様も近い。銅の竊曲紋、重環(huán)紋などは春秋時代前?中期に流行した模様だ。銅戈、銅矛、銅鏃、銅盾鍚(盾の裝飾)などの武器、銅銜、銅帯扣などの馬具は、虢國墓地から出土した同類の器物と似ている。そのためその年代を春秋時代前?中期と判斷できる」と説明した。
楊氏によると、周禮は副葬品について、天子を九鼎八簋、諸侯を七鼎六簋、大夫を五鼎四簋、士を三鼎二簋と定めている。今回の発掘狀況を見ると、四鼎四簋、一鼎一簋などの狀況があり、器物の組み合わせは周禮の副葬制度と合致しない。しかし93號墓には四簋が副葬されており、かつ銅箭鏃があるため、墓の主が春秋時代の大夫級の男性貴族であることが分かるとしている。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年7月2日
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