朝鮮の金正恩委員長が100日の間に3回訪中し、習(xí)近平國家主席と會談した。雙方が中朝の上層部交流に新たな歴史を開き、中朝関係の新たな章を開いたことに、國際世論は強く注目している。(文:華益文?國際問題専門家。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載)
100日間に3回の會談は歴史的と言える。時機を見ると、第1回は「特殊な時機で、重大な意義があり」、第2回は「朝鮮半島情勢が深く複雑に変化する肝心要の時」であり、第3回は朝米首脳會談後に「特に中國を訪れた」。効果を見ると、第1回會談後「中朝関係と朝鮮半島情勢は共に積極的な進展を得た」、第2回會談後「中朝間の重要な共通認識が一歩一歩実行に移されており、中朝の友好協(xié)力関係は新たな生命力と活力にみなぎり、朝鮮半島の対話と緩和の勢いは力強く固められた」。第3回會談の成果も絶えることなく顕在化していく。
歴史的會談はいくつかの深い啓示をもたらした。
中朝関係は平等な國家間関係であり、両國は共に獨立自主の外交政策を遂行し、國際関係の基本ルールを遵守しており、互いの內(nèi)政に干渉していない。この意味において両國関係は正常な國家関係だ。だが相対的には、中朝両國は陸続きで、苦楽を共にし、深く厚い友好の伝統(tǒng)があるうえ、共に社會主義國であり、黨間関係が重要な位置を占める。この特殊性は両國の共通利益にかない、地域の平和?安定?発展の大局にかなう。
中朝の友情は様々な複雑な情勢による試練に耐えたうえ、新たな情勢の下で強化され、両國民共通の貴重な財産となった。中國側(cè)は朝鮮との伝統(tǒng)的友好を大切にし、朝鮮の國家の富強、社會の安定、國民の幸福を望んでいる。朝鮮が発展を図り、安全を求めていることを、中國側(cè)は支持し、助けたいと考えている。一方で、朝鮮半島の非核化と恒久的な平和?安定は人心の向かうところ、大勢の趨くところだ。朝鮮半島の非核化を堅持し、朝鮮半島の平和?安定を維持し、対話によって問題を解決するという中國側(cè)の立場は明確であり、朝鮮半島で戦爭や混亂が起きることは斷じて認めない。これは中國にとって責任ある大國として引き受ける地域的責任、國際的義務(wù)でもある。
中國は朝鮮半島問題で建設(shè)的役割を果たしている。中國は平和的発展、協(xié)力?ウィンウィンの基本的理念によって朝鮮半島問題を見続け、取り扱い続けている。中國はこれまで第三國を標的に派閥を組んだことはなく、勢力範囲を追い求めたこともない。中國はこれまで同様、朝鮮半島問題で建設(shè)的役割を果たす。朝鮮半島問題におけるこれまでの中國側(cè)の立場、提案、言行はいずれも地域の平和?安定?発展維持の大局に立ったものだ。
中朝の戦略的意思疎通の継続は両國首脳の3回の會談での重要な共通認識だ。會談そのものが両國の戦略的意思疎通を示し、両國指導(dǎo)者の知恵を示した?,F(xiàn)在、中朝間の重要な共通認識は一歩一歩実行に移されており、両國の社會主義事業(yè)は新たな征途へ邁進し、中朝の友好協(xié)力関係は新たな生命力と活力にみなぎり、朝鮮半島の対話と緩和の勢いは力強く固められた。一方で、地域と世界の情勢は依然複雑で変化に富む。こうした中、上層部交流を継続し、戦略的意思疎通を強化し、世界の発展の大勢と中朝関係の大局をしっかりと把握し、両國首脳の歴史的會談が創(chuàng)造した新たな契機をしっかりと捉えれば、雙方は両國関係の政治的基礎(chǔ)を揺るぎないものにし、中朝の友好協(xié)力関係を一層著実に前へ発展させ、地域と世界の平和?安定?発展に新たな貢獻をすることが必ずできる。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年6月22日
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