多くの人は仕事をしている時(shí)は退職後の生活について考えるものの、実際に退職すると、とても孤獨(dú)だという人も多い。中國(guó)では特にそのような男性が多い。そうしたケースの原因は何なのだろうか？

それについて、フィッシュマン氏は、「その問(wèn)題は、私が今研究している、『友情』というテーマと密接な関係がある。私は老衰というテーマを研究した後、友情についても深く考えるようになった。家庭という小さな世界では、友情がとても重要になる。何人家族かを自分で決めることはできないが、どれだけの友人を作るかは自分で決めることができる。一生関係が続く友人というのは少ないかもしれないが、友人関係は誰(shuí)にとっても必要なものだ。実際には、友情というのは、社會(huì)にとっても一つのテーマであり、社會(huì)は多くの人がつながりやすい環(huán)境を創(chuàng)り出すべきだ。また、學(xué)校も友情を育むようサポートすべきだ」と指摘する。

孤獨(dú)な男性という問(wèn)題は確かに存在する。年配の男性は退職すると、友人とのつながりがなくなりやすい。その點(diǎn)で女性は、仕事関係以外でつながる友人のネットワークがあるため、退職後も有意義な生活を送ることが容易だ。ただ、友人が少ない男性は、自分から「寂しい」とは言いだしにくいものだ。病気になっても、あまり知られたくないため、友人に電話(huà)をかけるのをためらうという場(chǎng)合もある。これは、文化的タブーであって特に東アジアでよく見(jiàn)られる。もし、病気がうつ病などの精神疾患である場(chǎng)合、事態(tài)はさらに深刻になる。日本には青木ヶ原という自殺の名所があり、おそらく退職して病気になったり、孤獨(dú)を感じたりした男性がそこで自殺するというケースが多発している。孤獨(dú)という問(wèn)題は、中國(guó)だけでなく、世界中に存在している。

最も重要なのは、2つの面における人々の意識(shí)だ。その1つは、孤獨(dú)を解消するために努力すること。これは、近所の人同士で聲を掛け合うなど簡(jiǎn)単に行うことができる。2つ目は、精神疾患も病気の一種であるという意識(shí)だ。恥ずかしさから、それを悪化させてはならない。また、高齢者ができるだけ仕事を続けるというのも重要で、退職する時(shí)期をおそくすることも必要だ。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年10月15 日