22日は二十四節(jié)気の第22番目となる「冬至」。中國では「冬至は正月に匹敵する」と言われるほど、重要な日となる。冬至を過ぎると、一年のうちで最も寒い時期となり、中國ではこの日から春の到來を指折り81日間數(shù)える「數(shù)九」という風(fēng)習(xí)がある。

 「數(shù)九」とは、冬至の日から、最初の九日間を「一九」、次の九日間を「二九」というように、「九九」まで、9日間を9回數(shù)えることを指す。こうして指折り81日間を數(shù)え終われば、寒い冬が終わり暖かい春がやって來る。

 天文學(xué)の専門家によると、中國の民間には、9日間を9回數(shù)える歌「九九消寒歌」、俗に「九九歌」と言われる歌が伝わっており、冬至から來年春分までの気候や生き物の変化を生き生きと歌い上げているだけでなく、農(nóng)作業(yè)における決まり事なども歌詞に盛り込まれているという。

 またよく知られている冬至の習(xí)慣としては、中國北方では冬至の日は水餃子を食べ、一方の南方では湯圓（もち米粉で餡を包み茹でた団子）を食べること。もちろん例外もあり、四川省成都市では、湯圓だけでなく、體を溫める羊肉スープを飲む習(xí)慣もある。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年12月21日