中國科學(xué)技術(shù)大學(xué)への取材によると、同校の郭光燦院士が率いるチームの李伝鋒氏、陳耕氏らは測量設(shè)備の信頼性が低いことを條件とした実験で、未知の量子もつれ狀態(tài)の忠実度の情報を取得し、世界で初めて量子もつれ狀態(tài)の自己検証を?qū)g現(xiàn)した。研究成果はこのほど、國際的に権威ある學(xué)術(shù)誌「Physical Review Letters」に掲載された。科技日報が伝えた。

量子もつれは量子情報分野の重要資源だ。學(xué)術(shù)界では通常、量子狀態(tài)クロマトグラフィーの方法により量子もつれ狀態(tài)を測定する。これは病院のCTスキャンに似ている。量子狀態(tài)クロマトグラフィーによりもつれ狀態(tài)の形式を再構(gòu)築し、もつれ狀態(tài)の忠実度などの重要情報を取得する。ところが量子狀態(tài)クロマトグラフィーは測量設(shè)備の正確性と信頼性に依存し、安全面の條件がある量子情報任務(wù)に使用できない。例えば量子通信の検査設(shè)備が盜聴者にコントロールされていれば、量子通信の機(jī)密が損なわれる恐れがある。この問題を解消するため、科學(xué)者らは「ベルの不等式の破れ」などの各種もつれ測定方法、検査設(shè)備の信頼性に依存しない量子もつれの自己検証を提案した。世界の學(xué)界はそのために多くの理論活動に取り組んできたが、関連する実験は空白のままだった。

李氏と陳氏らは巧妙な設(shè)計と実験により、2ビットと3ビットの量子もつれ狀態(tài)の自己検証を?qū)g現(xiàn)した。異なる形式の量子もつれ狀態(tài)を?qū)澫螭趣?、測量設(shè)備の信頼性が低いことを條件とし、未知の量子狀態(tài)の忠実度の情報を取得した。従來の量子狀態(tài)クロマトグラフィーの結(jié)果と比較対照することで、自己検証の結(jié)果の信頼性を確認(rèn)した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年12月25日