米國と中國の科學(xué)研究者はこのほど、世界最高速のコマを作った。その回転數(shù)は毎分600億回以上。この研究成果は米國の権威ある學(xué)術(shù)誌「Physical Review Letters」の最新號に掲載された。新華社が伝えた。

米パデュー大學(xué)の研究チームは、中國の北京大學(xué)、清華大學(xué)、量子物質(zhì)科學(xué)協(xié)同革新センターと協(xié)力し、シリコン材料を使い鉄アレイの形に似たコマを合成した。このコマの大きさは、橫320ナノメートル、幅170ナノメートル。

科學(xué)者はレーザーを使い、この「鉄アレイ」を高度真空中に浮上させた。環(huán)狀レーザーを使うと、「鉄アレイ」は回転しコマになる。線狀レーザーを使うと、「鉄アレイ」は振動し、微小の力とトルクの測量に使用できる。

科學(xué)者によると、コマの高速回転を観察することで、真空の摩擦と重力を研究できる。類似する設(shè)備はこれまで、重力定數(shù)や地球密度などの測量に用いられていた。新設(shè)備は量子力學(xué)や真空特性の研究への応用が期待できる。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年7月23日