中國國家版権局は2月27日、著作権保護の取締りキャンペーン「剣網(wǎng)2018」の成果を発表した。キャンペーン実施中、各級の著作権関連の監(jiān)督?管理當局は、著作権を侵害しているリンク185萬本を削除し、海賊版の物品123萬點を押収し、インターネット関連の著作権侵害544件を摘発した。そのうち、刑事事件として処理されたケースは74件で、金額にして1億5000萬元(1元は約16.66円)相當し、キャンペーンは大きな成果を挙げた。人民日報が伝えた。
國家版権局のサイトによると、「剣網(wǎng)2018」はネット上での転載やショート動畫、アニメ、知識の共有、オーディオブックなどの分野に的を絞り、各級の著作権関連の當局が著作権を侵害している行為を摘発した。なかでも江蘇省淮安市では、動畫共有サービス「BT天堂」が著作権侵害で摘発され、袁容疑者に対して懲役3年と罰金80萬元の実刑判決が下された。上海では、日本のバンダイやジプリなどのアニメ関連のおもちゃの著作権を侵害している行為が複數(shù)摘発され、合わせて約2600萬元相當の物品が押収された。江蘇省徐州市では、スマホゲーム「天天街機捕魚」が著作権を侵害しているとして、容疑者4人を対処し、押収金額は約1000萬元に達した。
キャンペーン実施中、國家版権局は動畫や音楽、文學サイトなどの著作権侵害にも重點を置いて監(jiān)督?管理を実施し、16サイトの2389作品を調査し、著作権を侵害しているとして150作品の削除を命じた。また、7回に分けて、著作権を侵害している72作品に対して警告を発したほか、中國中央テレビ(CCTV)の「春節(jié)聯(lián)歓晩會(春晩)」(春節(jié)<舊正月、今年は2月5日>を祝う中國の國民的年越し番組)や映畫館で上映されている映畫などの著作権保護も強化した。
ネット上での転載やショート動畫などの分野で際立っている著作権侵害問題をめぐり、國家版権局は、「趣頭條」などのネットサービス業(yè)者13社、抖音(TikTok)などのショート動畫プラットフォーム15社を集めて、事情聴取を行った。関連のインターネット企業(yè)は改善を実施し、著作権を侵害している14萬アカウントを停止したり、権限をレベルダウンさせるなどして、著作権を侵害している作品47萬點、ショート動畫57萬點を削除した。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年3月2日