アボカドは微博(ウェイボー)で検索上位に入り、人気に火がついて、輸入量が増加した。見(jiàn)た目はパッとせず、食べてみると果物とは思えない果物のアボカドは、中國(guó)の輸入量が2010年の2トン足らずから17年は一気に3萬(wàn)2100トンに増加し、実に1萬(wàn)6千倍も増加した。爆発的増加はアボカドの健康的なイメージによるところが大きい。一価不飽和脂肪酸や食物繊維、カリウムなどを豊富に含むアボカドは、健康志向の人々に人気の健康食品となった。
アボカド人気の背景には、「カロリー経済」の発展がある。
誰(shuí)しも周?chē)欷梭w重を気にしすぎる友人がいるものだ。こうした人たちは炭水化物を徐々に遠(yuǎn)ざけ、高糖質(zhì)や高資質(zhì)の食べ物を受け入れず、「カロリーを燃やす」が口癖だが、栄養(yǎng)學(xué)の専門(mén)家による「健康的な食生活は空腹であることとは違う」というアドバイスは聞き入れる。そこでアボカドやキヌアなどの食品が突如人気者になり、健康や素?cái)长适成瞍未~になった。
「カロリー経済」は飲食の面にとどまらず、さまざまな面に広がりをみせる。たとえばスポーツ裝備は運(yùn)動(dòng)靴からブレスレットにバージョンアップし、ブレスレットにいくつかスポーツアプリをいれておき、毎日何歩歩いたか、どれくらいカロリーを摂取したか、どれくらいカロリーを消費(fèi)したかが克明に記録できるようになった。風(fēng)呂場(chǎng)では、電子體重計(jì)で決まった時(shí)間に體重を測(cè)るとともに、自分の意志の強(qiáng)さも秤にかける。スポーツジムでは、自分でトレーニングするだけでは飽き足らず、1対1のパーソナルトレーニング教室に申し込む。蕓術(shù)家が彫刻作品を創(chuàng)作するように、現(xiàn)代のますます多くの若者が、スポーツで身體作りに勵(lì)み、よりよい自分になろうとしている。
人類(lèi)とカロリーの戦いには、実は長(zhǎng)い歴史がある?!弗恁戛`とコルセット」という本には、人類(lèi)が少なくとも2千年前からダイエットしていたことが書(shū)かれている。ただ身體の管理とビジネスがしっかり結(jié)びついたのはごく最近のことだ。その結(jié)びつきではテレビCM、栄養(yǎng)學(xué)とスポーツの普及が重要な役割を果たしている。
當(dāng)然のことだが、人々が身體を管理するようになったのは、つまるところ衣食が足りるようになったからだ。18年に中國(guó)のエンゲル係數(shù)は28.4%まで下がり、食べるための支出の割合が一層低下し、消費(fèi)構(gòu)造は引き続き高度化を続けている。一方で食物の消費(fèi)構(gòu)造が変化し、もう一方で新たな概念に基づいて発展した消費(fèi)も成長(zhǎng)を続けている。たとえば健康のための消費(fèi)が急増し、學(xué)習(xí)型の消費(fèi)も好調(diào)だ。人々は食事の量を減らしたものの、より?yáng)佯B(yǎng)価の高い生活を送るようになった。
「カロリー経済」がビジネスチャンスをもたらした背景には、大衆(zhòng)文化の後押しもある。今やスポーツを通じた社交がある程度で健康産業(yè)の人気を底上げしている。友人同士が集まって一緒に身體を鍛えることが増え、グループでマラソン大會(huì)に申し込む人も増え、國(guó)內(nèi)各都市のマラソンイベントブームの火付け役になった。友人同士で一日何歩歩いたかをチェックし合い、トレーニングの寫(xiě)真や記録を定期的に公開(kāi)しあい、スポーツ社交が暮らしに新たな特別感や肯定感をもたらしている。こうした文化的心理が「カロリー経済」の発展も勢(shì)いよく後押ししている。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年3月28日